表 16–5 に、信頼性とフロー制御に関する接続ファクトリ属性を示します。
表 16–5 信頼性とフロー制御に関する接続ファクトリ属性
属性 |
データ型 |
デフォルト値 |
説明 |
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文字列 |
0 |
例外をスローするまでのブローカ通知の最大待ち時間 (ミリ秒単位) 値 0 は、タイムアウトがない、つまり無期限に待つことを示します。 注 – 状況によっては、値が低すぎると、タイムアウトが必要以上に早くなる可能性があります。たとえば、安全な (SSL) 接続を使用するときの LDAP ユーザーリポジトリに対する最初のユーザー認証には、30 秒以上かかることがあります。 |
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整数 |
100 |
測定対象のバッチのペイロードメッセージ数 クライアントにこの数のペイロードメッセージを配信したあと、配信を一時停止します。これにより、累積された制御メッセージがある場合は、それを配信できます。ペイロードメッセージの配信は、クライアントランタイムから通知があったときに再開され、ふたたびこの数に達するまで続けられます。 値 0 では、メッセージ配信の測定が無効になります。この場合、ペイロードメッセージのトラフィックが多いと、Message Queue 制御メッセージがブロックされる可能性があります。 |
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ブール |
false |
接続レベルでメッセージフローを制限するかどうか |
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整数 |
1000 |
接続単位での、消費のために配信およびバッファリングするメッセージの最大数 imqConnectionFlowCount で制御されるフロー測定によって保留中の消費されていないペイロードメッセージ数がこの制限を越えたときに、特定の接続のメッセージ配信を停止します。保留中のメッセージの数が制限を下回ったときにのみ、配信を再開します。これにより、クライアントが、保留中のメッセージの処理で過負荷になってメモリー不足になるのを回避できます。 imqConnectionFlowLimitEnabled が false の場合、この属性は無視されます。 |
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整数 |
100 |
コンシューマ単位での、消費のために配信およびバッファリングするメッセージの最大数 特定のコンシューマに対して保留中の消費されていないペイロードメッセージ数がこの制限を超えたときに、そのコンシューマへのメッセージ配信を停止します。そのコンシューマに対する保留中のメッセージの数が、imqConsumerFlowThreshold で指定される割合を下回ったときにのみ、配信を再開します。これを使用して、複数のコンシューマ間のロードバランスを向上させ、同じ接続上で 1 つのコンシューマがほかのコンシューマの通信を妨げるのを回避できます。 キュー独自の consumerFlowLimit 属性 (第 15 章「物理的送信先のプロパティーのリファレンス」を参照) に低い値を設定することで、この制限を上書きできます。また、特定の接続上のすべてのコンシューマへのメッセージ配信は、imqConnectionFlowLimit で指定する全体の制限に従います。 |
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整数 |
50 |
コンシューマ単位での、クライアントランタイムでバッファリングされるメッセージ数。imqConsumerFlowLimit に対する割合で指定し、その数を下回るとメッセージ配信を再開します |