Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

手順 3: HTTP 接続を設定する

クライアントアプリケーションは、設定済みの接続ファクトリ管理対象オブジェクトを適切に使用して、ブローカへの HTTP 接続を確立する必要があります。この節では、HTTP 接続設定について説明します。

接続ファクトリを設定する

HTTP サポートを有効にするには、接続ファクトリの imqAddressList 属性を HTTP トンネルサーブレット URL に設定する必要があります。HTTP トンネルサーブレット URL の一般的な構文は次のとおりです。

http://hostName:portNumber

/contextRoot/tunnel

hostName:portNumber は、HTTP トンネルサーブレットをホストする Web サーバーまたはアプリケーションサーバーの名前とポートです。contextRoot は、Web サーバーまたはアプリケーションサーバーにトンネルサーブレットを配備したときに設定したパスです。

接続ファクトリ属性の全般と imqAddressList 属性の詳細については、『Message Queue Developer's Guide for Java Clients』を参照してください。

接続ファクトリ属性の設定は、次のいずれかの方法で行います。

1 つのサーブレットを使用して複数のブローカにアクセスする

複数のブローカを実行している場合、複数の Web サーバーまたはアプリケーションサーバーとサーブレットインスタンスを設定する必要はありません。現在実行中のブローカ間で、1 つの Web サーバーまたはアプリケーションサーバーと HTTP トンネルサーブレットのインスタンスを共有できます。複数のブローカインスタンスが 1 つのトンネルサーブレットを共有している場合は、次に示すとおり、imqAddressList 接続ファクトリ属性を設定する必要があります。

http://hostName:portNumber

/contextRoot/tunnel?ServerName=
bkrHostName:instanceName

bkrHostName はブローカインスタンスのホスト名で、instanceName はクライアントにアクセスさせる特定のブローカインスタンスの名前です。

bkrHostNameinstanceName に正しい文字列を入力したことを確認するには、ブラウザからサーブレット URL にアクセスして、HTTP トンネルサーブレットの状態レポートを生成します。レポートでは、サーブレットがアクセスしているすべてのブローカが次のように一覧表示されます。


HTTP tunnel servlet ready.
Servlet Start Time : Thu May 30 01:08:18 PDT 2005
Accepting TCP connections from brokers on port : 7675
Total available brokers = 2
Broker List :
   jpgserv:broker2
   cochin:broker1

HTTP プロキシを使用する

HTTP プロキシを使用して HTTP トンネルサーブレットにアクセスする場合、次の設定を行います。

クライアントアプリケーションを起動するコマンドに -D オプションを使用して、これらのプロパティーを設定できます。