図 2–1 は、一般的な配備アーキテクチャーの例です。この配備アーキテクチャーは、ポータルと通信サービスを提供する Java ES ソリューションを定義します。このアーキテクチャーでは、Access Manager を使用して、通信サービスへのシングルサインオンを実現しています。また、Portal Server と Communications Express の両方を使用して、メッセージングサービスとカレンダーサービスをエンドユーザーに提供しています。このアーキテクチャーには、Communications Suite のコンポーネントが含まれています。
図 2–1 には、次のものを含めて、ソリューションについての多くの情報が含まれます。
ソリューションで使用されるコンピュータの数
各コンピュータに必要な CPU 数と RAM 容量
各コンピュータにインストールされるコンポーネントインスタンス
ソリューションで使用される各コンポーネントのインスタンスの数
サービス品質要件を満たすためにソリューションで使用される冗長性戦略 ( 負荷分散、Directory Server マルチマスターレプリケーション、および Sun Cluster 技術)
サービス品質要件を満たすためのもう 1 つの手法である、Messaging Server サブコンポーネントの分散インストール
配備アーキテクチャー例のこれらの特性は、ソリューションがどのようにインストールおよび設定されるかに影響します。インストールの計画を始めるにあたり、まず同じようにして配備アーキテクチャーを分析し、何台のコンピュータシステムを監視するか、各コンピュータシステムに何個のコンポーネントインスタンスをインストールするか、どの冗長性戦略を利用するか、などを決定します。