インストーラは、「今すぐ設定」と「あとで設定」の 2 つの異なるモードで動作します。2 つのモードの違いは次の点です。
「今すぐ設定」モードでは、インストーラは全部ではなく一部のコンポーネントの実行可能インスタンスを設定します。「今すぐ設定」モードで設定されるコンポーネントは、インストーラが完了した時点で起動と検証が可能になります。インストーラの実行後、残りのコンポーネントの実行可能インスタンスが、コンポーネントの設定ウィザードを実行することによって作成されます。インストーラによって設定されるコンポーネントについては、インストール計画にインストーラの実行時に入力する設定値を記述する必要があります。インストーラの実行後に設定されるコンポーネントについては、インストール計画に、設定ウィザードの実行手順と、設定ウィザードの実行時に入力する設定値を記述する必要があります。
「今すぐ設定」モードの重要な特長の 1 つは、Web コンテナと、その Web コンテナ内で動作するコンポーネントを同時にインストールできることです。コンポーネントはインストーラによって自動的に Web コンテナに配備されます。
「あとで設定」モードでは、インストーラはコンポーネントソフトウェアのファイルをコンピュータにコピーしますが、実行可能なインスタンスは作成しません。インスタンスは、インストーラの実行後に、コンポーネント設定ウィザードを実行することによって作成します。インストール計画には、設定ウィザードの実行手順と、設定ウィザードの実行時に入力する設定値を記述する必要があります。
選択した設定オプションは、インストールセッション全体に適用されます。「今すぐ設定」モードと「あとで設定」モードで一部のコンポーネントをコンピュータ上にインストールしたい場合は、インストーラを複数回実行する必要があります。