セクション 3 で論じた制限に基づいて、Java ES インストーラは次の 2 つの Java ES 伝播ポリシーを実装しています。
製品コンポーネントが大域ゾーンにインストールされたなら、それらは非大域ゾーンへと伝播しないようにデフォルトで設定されます (Message Queue は例外)。そのため、それらのコンポーネントは非大域ゾーンのレジストリに表示されず、インストールされたコンポーネントにアクセスすることもできません。
製品コンポーネントのインストールなどの一環として共有コンポーネントが大域ゾーンにインストールされると、共有コンポーネントは非大域ゾーンに伝播するよう設定されます。それにより、それらのコンポーネントは非大域ゾーンのレジストリに表示され、インストールされた共有コンポーネントにアクセスできるようになります。このポリシーは、「Java ES 共有コンポーネントとゾーン」で説明されているように、ゾーン内では共有コンポーネントのバージョンを同期させなければならないという要件を実施するのに役立ちます。