ユーザーがポータルを利用する状況や前システムの使用方法などの要素は、ポータルの要件を識別するための鍵となります。ポータルを利用するユーザーについて調査してください。組織にそうした行動パターンを提供できるだけの経験がない場合は、他の組織の経験を調査して評価します。
次の点を自問してユーザーを理解してください。
何人のエンドユーザーが利用するか。対象利用者はどれぐらいの規模か。
ユーザーは毎日、同じ時刻にポータルにログインするか。ユーザーは仕事でポータルを使用するのか、それとも別の場所で使用するのか。
ユーザーたちは、同じタイムゾーンまたは異なるタイムゾーンに属しているか。
標準的なユーザーの接続時間、または有効なポータルセッションが開いている時間としてどれぐらいの長さが予想されるか。既存のアプリケーションに関する使用方法の統計情報を何か持っているか。既存ポータルの Web トラフィック分析結果があるか。
事前定義された時間内に予想される、訪問者セッションの数、または 1 人の訪問者の訪問回数はどの程度か。
ポータルの利用頻度は、時間の経過とともに増加することが期待できるか。または、安定した状態を維持しそうか。
どれぐらいの割合でユーザーベースが成長するか。
ユーザーは、ポータルで配信しようとするアプリケーションをどのように使用してきたか。
ユーザーが定期的に使用すると期待されるのはどのポータルチャネルか。
ユーザーはコミュニティーを設定し、参加するか。そうであれば、チームの行動とポータルの用途はどのようなものか。
ユーザーはポータルのコンテンツに何を期待しているか。ポータルが提供するものの中で、前身となる Web ベース情報または他のリソースをユーザーはどのように使用してきたか。