もう 1 つの共有コンポーネントである共通エージェントコンテナは、Monitoring Framework がノードエージェントを実行するために依存するコンポーネントです。インストールの順序によっては、共通エージェントコンテナが停止され再起動が必要になる場合があります。また、共通エージェントコンテナはインストゥルメンテーション済みであり、同様に監視できます。監視対象オブジェクトについては、「共通エージェントコンテナのインストゥルメンテーション」を参照してください。
共通エージェントコンテナおよびノードエージェントがすでに起動しているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
cacaoadm status |
次のようなメッセージが表示された場合、ノードエージェントは実行中です。
default instance is DISABLED at system startup. Smf monitoring process: 26996 Uptime: 0 day(s), 0:57 |
次のようなメッセージが表示された場合、ノードエージェントは実行中ではありません。
default instance is DISABLED at system startup. default instance is not running. |
共通エージェントコンテナは、監視を可能にするためのインストゥルメンテーションを備えた共有コンポーネントです。「ノードエージェント」で説明するように、ホスト上またはゾーン内のすべての Java ES コンポーネントは共通エージェントコンテナおよびノードエージェントを共有します。配備環境内の、共通エージェントコンテナを監視するすべての論理ホスト上で root ユーザーとしてこのタスクを実行します。
共通エージェントコンテナが実行中の場合、次のコマンドで停止します。
cacaoadm stop |
コンテナ自体のインストゥルメンテーションを有効にします。
cacaoadm set-param enable-instrumentation=true |
設定したパラメータの値を確認し、共通エージェントコンテナを再起動します。
cacaoadm get-param enable-instrumentation cacaoadm start |
キーパスワードを作成します。
echo –n password > /etc/mfwk-base/config/security/password.cacao |
キーを生成します。
mfwk-base/bin/cpgenkey -n cacao -p /etc/mfwk-base/config/security/password.cacao |
共通エージェントコンテナ自体の監視モジュールを登録します。
cacaoadm register-module /usr/lib/cacao/ext/instrum/config/com.sun.cacao.instrum.xml cacaoadm register-module /usr/lib/cacao/ext/instrum_jesmf/config/com.sun.cacao.instrum.jesmf.xml cacaoadm register-module /usr/lib/cacao/ext/instrum_jesmf/config/com.sun.cacao.cmm.xml |