しきい値監視ジョブを作成できるオブジェクトについて、現在監視可能なすべてのクラスの一覧を表示します。
しきい値監視ジョブを作成できる、現在監視可能なすべてのオブジェクトの一覧を表示します。デフォルトでは、すべての監視可能クラスの、またすべてのドメイン内のすべてのオブジェクトが一覧表示されます。オブジェクトの一覧はクラス名でソートされます。
オプションの objectClass を指定すると、その特定クラスの監視可能オブジェクトのみに出力が限定されます。objectClass は、thrsh-job observable-classes サブコマンドによって一覧表示されるいずれかのクラスである必要があります。
オプションの objectDomain を指定すると、そのドメイン内の監視可能オブジェクトのみに出力が限定されます。オブジェクトのドメインは、オブジェクトの名前のうちコロン (:) 記号よりも前の文字列の部分です。
objectClass で指定されたオブジェクトクラスのすべての監視可能属性の一覧を表示します。属性はその名前および型とともに表示されます。objectClass は、thrsh-job observable-classes サブコマンドによって一覧表示されるいずれかのクラスである必要があります。
現在定義されているすべてのしきい値監視ジョブの一覧を表示します。定義されているしきい値監視ジョブが存在するオブジェクトごとにジョブが一覧表示され、オブジェクトはそのクラス名によってソートされます。各ジョブについて表示される情報は、thrsh-job info サブコマンドによって表示されるものと同じです。
セキュリティー:共通エージェントコンテナを起動したユーザー以外によって実行された場合、ジョブは表示されません。
jobName で指定されたしきい値監視ジョブについての詳細情報を表示します。jobName は、thrsh-job list サブコマンドによって表示されるジョブである必要があります。このサブコマンドは次の情報を表示します。
しきい値監視ジョブの名前。
しきい値監視ジョブの多重度。このリリースでは、1 つのオブジェクトの 1 つの属性を監視する単純なしきい値監視ジョブのみを使用できます。
しきい値監視ジョブの状態。「active on-duty」(アクティブで監視中)、「active off-duty」(アクティブのみ)、または「suspended」(停止中) のいずれか。「アクティブで監視中」のジョブは、その時点でスケジュールに従って実行中であり、かつデータを収集中です。「アクティブのみ」のジョブは実行中ですが、その時点で作業スケジュール外であるためデータは収集していません。「停止中」のジョブは実行されておらず、データも収集していません。しきい値監視ジョブの実行状態を変更するには、thrsh-job suspend および thrsh-job resume サブコマンドを使用します。
しきい値監視ジョブの粒度 (秒数)。これは、このジョブによるデータ収集の間隔です。
しきい値監視ジョブのスケジュール。スケジュールは、ジョブが「アクティブで監視中」(データを収集する) または「アクティブのみ」(データは収集しない) の状態になる日時を指定します。
しきい値監視ジョブのアラーム設定。これは、監視対象属性の監視対象値が、定義されたしきい値を超えたときに生成されるアラームです。表示にはアラームの種類および重大度が含まれます。
しきい値監視ジョブの監視対象オブジェクト。
しきい値が適用される属性名。
アラームを生成するしきい値の値。
しきい値に達したときにアラームを生成する値の進行方向。RISING (上昇) または FALLING (下降)。
しきい値の許容範囲オフセット。方向が RISING の場合、監視対象属性の値が thresholdValue-offsetValue を下回るまでアラームは再生成されません。方向が FALLING の場合、監視対象属性の値が thresholdValue+offsetValue を上回るまでアラームは再生成されません。この動作は、オフセットがゼロの場合でも適用されます。
セキュリティー:共通エージェントコンテナを起動したユーザー以外によって実行された場合、情報は表示されません。
1 つのオブジェクトの 1 つの属性を監視する新しいしきい値監視ジョブを作成します。しきい値ジョブを作成するとき、次のパラメータを設定できます。
しきい値監視ジョブを一意に識別する文字列。jobName には、ほかのしきい値監視ジョブによってすでに使用されている文字列は指定できません。
しきい値監視ジョブが、しきい値との比較目的で属性値を収集する対象の監視可能オブジェクト。objectName は、thrsh-job list または thrsh-job observable-objects サブコマンドによって表示されるオブジェクトである必要があります。
ジョブが「アクティブで監視中」のときに、2 回の連続する属性値監視の開始間隔を秒数で指定します。
しきい値監視ジョブがその値を収集し、しきい値と比較する対象の属性の名前。attributeName は、thrsh-job info または thrsh-job observable-attributes サブコマンドによって一覧表示される属性名である必要があります。
監視される監視可能属性の型。attributeType は、thrsh-job info または thrsh-job observable-attributes サブコマンドによって一覧表示される属性の型である必要があります。
thresholdDirection で指定された方向にしきい値を通過したときに、このしきい値監視ジョブがアラームを生成する監視対象属性の値。
offsetValue は、後続のアラームを生成する際のしきい値監視ジョブの許容範囲を決定します。offsetValue はゼロまたは正の値である必要があります。アラームイベントが生成されたあと、offsetValue および thresholdDirection によって定義された範囲を監視対象属性の値が超えるまで、新しいアラームイベントは生成されません。
方向が RISING の場合、監視対象属性の値が thresholdValue-offsetValue を下回るまでアラームイベントは再生成されません。方向が FALLING の場合、監視対象属性の値が thresholdValue+offsetValue を上回るまでアラームイベントは再生成されません。この動作は、offsetValue がゼロの場合にも適用されます。
セキュリティー:このサブコマンドを実行できるのは、共通エージェントコンテナを起動したユーザーに限られます。
jobName で指定されたしきい値監視ジョブを削除します。jobName は、thrsh-job list サブコマンドによって表示されるジョブである必要があります。
セキュリティー:このサブコマンドを実行できるのは、共通エージェントコンテナを起動したユーザーに限られます。
jobName で指定されたしきい値監視ジョブを停止します。停止されたジョブは、そのスケジュールに関係なく、実行されずデータも収集しません。ただし、ジョブの定義は残り、thrsh-job resume サブコマンドによってそのジョブを再びアクティブにすることができます。jobName は、thrsh-job list サブコマンドによって表示されるジョブである必要があります。
セキュリティー:このサブコマンドを実行できるのは、共通エージェントコンテナを起動したユーザーに限られます。
jobName で指定されたしきい値監視ジョブを再開します。再開されたジョブは、そのスケジュールに従ったデータ収集およびレポート送信を開始します。jobName は、thrsh-job list サブコマンドによって表示されるジョブである必要があります。これは、thrsh-job suspend サブコマンドとペアで機能するコマンドです。
セキュリティー:このサブコマンドを実行できるのは、共通エージェントコンテナを起動したユーザーに限られます。