Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 アップグレードと移行

Procedureソースサーバー上で定義された追加 HTTP リスナーと IIOP リスナーをターゲット EE サーバーに移行する

ソースサーバーで追加の HTTP リスナーまたは IIOP リスナーが定義されていた場合、クラスタ化されたインスタンスを起動する前に、ターゲット EE サーバーの IIOP ポートを手動で更新しておく必要があります。たとえば、クラスタに属する server1 で、追加 HTTP リスナーとして MyHttpListener が定義されていたとします。その場合、クラスタ内のサーバーインスタンスは互いに対称的になっているため、クラスタ内のほかのインスタンスでも同じ HTTP リスナーが定義されています。ターゲットの <cluster_name>-config という名前の設定内で、このリスナーを追加し、そのポートを特定のシステムプロパティー {myHttpListener_HTTP_LISTENER_PORT} に設定する必要があります。ターゲットサーバーでは、この設定を使用するこのクラスタ内のサーバーインスタンスのそれぞれが、myHttpListener_HTTP_LISTENER_PORT という名前のシステムプロパティーを持つことになります。このプロパティーの値は、どのサーバーインスタンスの場合も、ソースサーバーである server1 のポート値に設定されます。サーバーを起動する前に、これらのサーバーインスタンスのシステムプロパティーの値を競合しないポート番号に手動で更新する必要があります。

ソースサーバーで追加の HTTP リスナーが定義されていた場合、アップグレード後にそれらのリスナーをターゲットサーバーに追加する必要があります。

  1. 管理コンソールを起動します。

  2. 「設定」を展開し、対象の <server>-config 設定を選択します。

  3. 「HTTP サービス」を展開します。

  4. 「仮想サーバー」を展開します。

  5. <server> を選択します。

  6. 右側の区画で、追加の HTTP リスナー名 (複数可) を「HTTP リスナー」フィールドに追加します。

  7. 設定が完了したら「保存」をクリックします。