データベースへのアクセスに JDBC 2.0 データソースを使用すると、パフォーマンス上の利点 (透過的な接続プーリングなど) が得られるとともに、コードや実装が単純化することで生産性が向上し、コードの移植性が高まります。
Application Server 6.x アプリケーション上に xyz と言う名前のデータソースがあり、JNDI 検索コードに影響を与えたくない場合は、Application Server8.2 のために作成するデータソースの名前に必ず「JDBC」を付けてください。次に例を示します。jdbc/xyz。
JDBC データソースの設定については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド』の第 3 章「JDBC リソース」を参照してください。
データソースから接続を取得するには、次の手順に従います。
初期 JNDI コンテキストを取得します。
異なる環境間での移植性を保証するには、(サーブレット、JSP ページ、または EJB 内にある) InitialContext オブジェクトを取得するためのコードを次のようにします。
InitialContext ctx = new InitialContext();
JNDI 検索を使用してデータソースへの参照を取得します。
JNDI コンテキストにバインドされたデータソースへの参照を取得するには、初期コンテキストオブジェクトからデータソースの JNDI 名を検索します。この方法で検索されたオブジェクトを次のように DataSource タイプオブジェクトとしてキャストします。
ds = (DataSource)ctx.lookup(JndiDataSourceName);
データソースへの参照を使用して接続を取得します。
この操作には、次のようなコード行が必要です。
conn = ds.getConnection();
Application Server 6.x と Application Server は、どちらもこれらの方法に従ってデータソースから接続を取得します。