「ソースインストールディレクトリ」フィールドに、設定のインポート元となる既存のインストールの場所を入力します。
「ソースインストールディレクトリ」フィールドには、Application Server の古いインストールのバージョンと実行するアップグレードのタイプに応じて適切な値を入力します。有効な値は次のとおりです。
Application Server 7.x からアップグレードする場合は、Application Server 7.x のインストールルートを入力します。たとえば、Solaris/Linux ユーザーの場合は /home/sunappserver7.1、Windows ユーザーの場合は C:\ProgramFiles\SunAppserver7.1 などです。Application Server 7.x からアップグレードする場合は、サイドバイサイドアップグレードのみを実行できます。
Application Server 8.x からのインプレースアップグレードを実行する場合は、ドメインルートを入力します。たとえば、Solaris/Linux ユーザーの場合は /home/sunappserver7.1/domains、Windows ユーザーの場合は C:\ProgramFiles\SunAppserver7.1\domains などです。
Application Server 8.x からのサイドバイサイドアップグレードを実行する場合は、ドメインディレクトリを入力します。たとえば、Solaris/Linux ユーザーの場合は /home/sunappserver7.1/domains/domain1、Windows ユーザーの場合は C:\ProgramFiles\SunAppserver7.1\domains\domain1 などです。
「ターゲットインストールディレクトリ」フィールドに、設定のインポート先となる Application Server インストールの場所を入力します。
アップグレードウィザードをインストールから起動した (Application Server のインストール時に「旧バージョンからアップグレード」チェックボックスを選択した) 場合、このフィールドのデフォルト値は Application Server ソフトウェアをインストールしたディレクトリになります。アップグレードツールがインストーラ経由で起動されなかった場合や、Application server 7.x からアップグレードする場合は、Application Server 8.2 EE インストールのドメインルートをこのフィールドに入力する必要があります。たとえば、Solaris/Linux ユーザーの場合は /home/sunappserver8.2/domains、Windows ユーザーの場合は C:\ProgramFiles\SunAppserver8.2\domains などです。
Application Server 7.x からアップグレードする場合は、Application Server 7.x のインストールで使用した管理者ユーザー名、管理パスワード、およびマスターパスワードを入力する必要があります。ターゲットサーバー (Application Server 8.2) のインストール時にドメインを作成した場合は、Application Server 7.x で使用したのと同じ管理者資格を使用していることが必要です。Application Server 7.x ドメインが複数ある場合は、すべてのドメインに同じ管理者資格が必要です。Application Server 8.x をアップグレードする場合は、管理ユーザー名として admin を、管理パスワードとして adminadmin を、マスターパスワードとして changeit をそれぞれ入力する必要があります。ほかの値を入力すると、アップグレードツールはそれらの値を無視し、管理者資格にデフォルト値を割り当てます。
アップグレードの前に必要な作業については、「アップグレードの前に」を参照してください。
クラスタがあってセキュリティー証明書がない Application Server 7.x Enterprise Edition インストールをアップグレードする場合は、「次へ」ボタンをクリックして手順 10 に進み、クラスタファイルの情報を入力します。Application Server 8.x Enterprise Edition を Application Server 8.2 Enterprise Edition にアップグレードする場合は、「次へ」ボタンをクリックしてアップグレードを続行します。アップグレードツールがソースインストール内のクラスタを自動的に検出します。セキュリティー証明書を変換する必要がある場合は、手順 5 に進みます。
ソースインストールに変換が必要なセキュリティー証明書がある場合は、「セキュリティー証明書を転送」チェックボックスを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
「セキュリティー証明書を転送」画面が表示されます。
「セキュリティー証明書を転送」画面で、「ドメインを追加」ボタンをクリックし、転送する証明書を含むドメインを追加します。
「ドメインを追加」ダイアログが表示されます。
「ドメインを追加」ダイアログで、移行するセキュリティー証明書を含むドメイン名を選択し、適切なパスワードを入力します。
作業が完了したら、「了解」ボタンをクリックします。
「セキュリティー証明書を転送」画面がもう一度表示されます。
手順 6 と 7 を繰り返して、転送する証明書があるドメインをすべて追加します。作業が完了したら、「次へ」ボタンをクリックします。
クラスタがある Sun Java System Application Server 7.1 Enterprise Edition インストールを Sun Java System Application Server 8.2 Enterprise Edition にアップグレードする場合は、「クラスタ設定を転送」画面が表示されます。「クラスタを追加」ボタンをクリックします。
「clinstance.conf ファイルの選択」ダイアログボックスが表示されます。clinstance.conf ファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。clinstance.conf ファイルがリストに追加されます。
手順 10 を繰り返して、移行する必要があるクラスタ設定ファイルをすべて追加します。「次へ」ボタンをクリックします。
この処理を繰り返して、移行する必要があるクラスタ設定ファイルをすべて追加し、「次へ」ボタンをクリックします。
アップグレード操作のステータスを示す「アップグレードの結果」パネルが表示されます。
アップグレード処理が完了したら、「完了」ボタンをクリックしてアップグレードツールを閉じます。