管理コンソールで「再起動で回復」属性を設定するには、「設定」>「config-name」>「トランザクションサービス」を選択します。「回復」チェックボックスをクリックして true (チェックされた状態、デフォルト) または false (チェックが解除された状態) に設定します。
また、asadmin を使って自動解除を設定することもできます。次に例を示します。
asadmin set server1.transaction-service.automatic-recovery=false
「再起動で回復」が true の場合、「分散トランザクションロギングの無効化」属性の値に関係なく、サーバーは常にトランザクションロギングを実行します。
「再起動で回復」が false の場合は次のようになります。
「分散トランザクションロギングの無効化」が false (デフォルト) の場合、サーバーはトランザクションログへの書き込みを行います。
「分散トランザクションロギングの無効化」が true の場合、サーバーはトランザクションログへの書き込みを行いません。
トランザクションログへの書き込みを行わない場合、パフォーマンスが約 20 パーセント改善されますが、その代わりに、任意の中断されたトランザクションからの回復ができなくなります。このパフォーマンス向上は、トランザクション集約型のテストを行なった場合のものです。実際のアプリケーションにおける向上率は、これより低くなる可能性があります。