タイムアウト設定には次の 2 つがあります。
最大待ち時間: 接続タイムアウトになる呼び出し元 (接続を要求するコード) が待つ時間。デフォルト値は 60 秒です。値ゼロを指定すると、呼び出し元が無制限に待機します。
パフォーマンスを改善するため、「最大待ち時間」をゼロ (0) に設定してください。この場合は基本的に、接続が利用可能になるまで呼び出し元のスレッドがブロックされます。また、この場合、要求ごとに経過した待機時間を追跡する作業の一部からサーバーが解放されるため、パフォーマンスが向上します。
アイドルタイムアウト: プールで接続がアイドル状態のままでいられる最長時間を指定します。この時間が経過すると、プールはその接続を閉じることができます。このプロパティーは、データベースサーバーの接続タイムアウトを制御しません。
使用不可能な接続が Application Server 内に蓄積されないよう、このタイムアウトがデータベースサーバーのタイムアウトよりも短くなるようにしてください (データベース上でそのようなタイムアウトが設定されている場合)。
最高のパフォーマンスを得るには、アイドル接続が削除されないように、アイドルタイムアウトをゼロ (0) 秒に設定します。これにより、通常は新しい接続の作成に伴う不利益がなくなり、アイドルスレッドの監視が無効化されます。ただし、長期間使用されていない接続をデータベースサーバーがリセットしてしまう危険性があります。