チェックポイントでは、ステートフルセッション Bean (SFSB) の状態が HADB に保存されます。これにより、サーバーインスタンスに障害が発生した場合に、SFSB の処理がクラスタ内の別のインスタンスに継続され、Bean の状態が復元されます。チェックポイント操作が行われるデータのサイズと、チェックポイント操作の実行頻度によって、特定のクライアントとの対話での応答時間における追加のオーバーヘッドが決まります。
SFSB のチェックポイント は、さまざまなレベルで有効にできます。
サーバーインスタンスまたは EJB コンテナ全体
アプリケーション全体
特定の EJB モジュール
個々の EJB モジュール内のメソッド単位
最適なパフォーマンスを得るには、sun-ejb-jar.xml ファイルに <checkpointed-methods> タグを追加して、Bean の状態を大きく変えるメソッドのみにチェックポイントを指定します。
詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 Developer’s Guide』の「Using Session Beans」を参照してください。