この例では、単一ホストの Access Manager で、Web コンテナとして Web Server を使用して、Portal Server をインストールします。Portal Server と Access Manager で同じ種類の Web コンテナを使用してください。
アイデンティティー管理およびポリシーコアサービス、Access Manager 管理コンソール、および連携の共有ドメインサービスを異なるホスト上で使用する場合は、これらの Access Manager サブコンポーネントの選択を解除します。
次の表に、ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件を示します。
表 2–2 ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件
コンポーネント |
プラットフォーム要件 |
---|---|
オペレーティングシステム |
Windows XP |
RAM |
Sun Java System Web Server 上への正規の配備用に 1.5G バイト。 Sun Java System Application Server 上への正規の配備用に 2.0G バイト。 |
ディスク容量 |
Portal Server および関連するアプリケーション用に 2G バイト |
Portal Server には次のスタックコンポーネントが必要です。
Sun Java System Directory Server 6
レルムモードではなく旧バージョンモードでインストールされた Sun Java System Access Manager 7。
Portal Server のインストールと設定には、Access Manager、Directory Server、および Web コンテナが必要です。新規インストールを実行する場合は、Portal Server をインストールする前に Access Manager と Directory Server をインストールする必要はありません。Access Manager、Directory Server、および Portal Server は同時にインストールできます。Access Manager と Directory Server がすでにインストールされている場合は、Portal Server のインストールと設定を既存の Directory Server および Access Manager サーバーに対して行います。
Sun Java System Web Server 6.x または Sun Java System Application Server 8.x。
Portal Server 7.1 をインストールする前に、Access Manager を旧バージョンモードでインストールする必要があります。
Portal Server をインストールする前に次の点を確認します。
JAVA_HOME が最新バージョンの JDK に設定されている。
Portal Server のインストールに使用するホストに、ドメイン名とホスト名が設定されている。
「マイ コンピュータ」アイコンを右クリックします。
システムの「プロパティ」ウィンドウで「コンピュータ名」タブをクリックします。
「変更」をクリックし、コンピュータ名を入力します。
このコンピュータ名が、ホストのホスト名になります。
「詳細」をクリックして、ドメイン名を入力します。たとえば、red.iplanet.com と入力します。
「OK」をクリックして、変更を保存します。
ホストを再起動します。
ホスト名およびドメイン名が設定されていることを確認します。
このタイプのインストールの一般的な手順には、次のものがあります。
インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。
この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。表 2–1を参照してください。
インストールの前提要件をチェックします。
開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。表 1–1を参照してください。
Java ES インストーラを実行します。
ライセンス契約に同意し、インストール先のフォルダを選択します。
インストールのタイプの選択で「カスタム」を選択します。
「インストール中に自動的に設定」オプションまたは「インストール後に手動で設定」オプションを選択します。
コンポーネントの選択で、Portal Server と Web Server を選択します。
Access Manager と Directory Server は自動的に選択されます。インストーラから Directory Server と Access Manager の選択を解除することはできません。Directory Server と Access Manager をインストールするように指定します。
「インストール中に自動的に設定」オプションのインストール、および評価設定モードのインストールでは、リモートサーバーはサポートされません。「インストール後に手動で設定」オプションを選択して、インストール後にリモートサーバーを手動で設定する必要があります。
非互換性の問題を解決します。
インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。
インストールを実行します。
インストールサマリーとログを表示します。
インストール後の設定を完了します。
Java ES コンポーネントを起動します。
デフォルトの Access Manager ログインページにアクセスします。
http://webserver-host:port /amserver
詳しくは、「Portal Server を起動する」を参照してください。
Portal Server をアンインストールするには、次の手順に従います。
ホストを再起動することにより、すべての Java ES 5 コンポーネントを確実にシャットダウンします。
インストール先フォルダを削除します。
デフォルトでは、Java ES 5 は C:\Program Files\Sun\JavaES5 フォルダにインストールされます。
Java ES 5 およびサービスエントリのレジストリエントリをクリーンアップします。
Java ES に関連するレジストリエントリを削除する必要があります。
コマンドプロンプトから regedit.exe を実行します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Sun Microsystems\ の場所に移動し、このキーの下にあるすべてのキーを削除します。たとえば、Access Manager、共通エージェントコンテナなどです。
レジストリ内の次の場所に移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
エントリをスクロールしながら、右側のキー値を確認します。エントリは、"{EB05D453-81D0-4F5B-A38C-10C4E6C7DF68}" のようになります。右側の値は、"Sun Java Enterprise System 5" になります。"{EB05D453-81D0-4F5B-A38C-10C4E6C7DF68}" や "InstallShield_{EB05D453-81D0-4F5B-A38C-10C4E6C7DF68}" のような、一致するエントリを持つキーを削除します。
レジストリ内の次の場所に移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\
次のキーを削除します: Common_Agent_Container_2_864cfa27_default、HADB4.4MgmtAgent、MQ3.7UR1_Broker、および Web Console 3.0.2 console。
レジストリ内の次の場所に移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application
JavaService キーおよび Web Console 3.0.2 console キーを削除します。
レジストリ内の次の場所に移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\Root\
次のキーを選択します: LEGACY_HADB4.4MGMTAGENT。
デフォルトでは、管理者には Enum\Root 下のキーを削除するアクセス権がありません。「編集」->「アクセス許可」をクリックし、Everyone ユーザーに「フル コントロール」オプションを選択してください。
LEGACY_HADB4.4MGMTAGENT キーを削除します。
同じようにして次のキーを削除します: LEGACY_MQ3.7UR1_BROKER および LEGACY_WEB_CONSOLE_3.0.2_CONSOLE。
ホストを再起動します。