以下の中から関係のある表を調べて、アンインストーラが各 Java ES コンポーネントに対して行う内容を確認してください。さらに、作業手順の計画を立てて、データが紛失したり相互依存関係が消失したりすることがないようにします。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
トピック |
詳細 |
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設定データ |
Directory Server のエントリは、Access Manager 固有のデータを含め、何も削除されません。 |
このコンポーネントに必要なその他のアンインストール |
Directory Server Web コンテナ |
このインストールを必要とする製品 |
Portal Server (Access Manager SDK と同じホスト上に存在する必要がある) |
アンインストール前の作業 |
なし |
アンインストール後の作業 |
アンインストールによって、Web Server または Application Server 上でのみ、Access Manager のインストール設定すべてが Web コンテナから解除されます。 |
トピック |
詳細 |
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設定データとユーザーデータ |
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依存関係 |
同一システム上に Message Queue が必要です。 |
このインストールを必要とする製品 |
Application Server を Web コンテナとして使用するように設定されたコンポーネント: Access Manager、Portal Server。 |
アンインストール前の作業 |
設定データを保存するために、管理ドメインディレクトリのコピーを作成します。 |
アンインストール後の作業 |
システムから Application Server を完全に削除するために、残っている Application Server のログファイルとディレクトリを削除します。Application Server のディレクトリのデフォルトの場所は、\JavaES-Install-Dir\appserver です。 Message Queue のアンインストール後の作業については、「Message Queue のアンインストール動作」を参照してください。 |
トピック |
詳細 |
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設定データ |
ユーザーデータはアンインストール後も残ります。ただし、このデータは再インストールの前に削除されます。 |
依存関係 |
なし |
このインストールを必要とするその他の製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
なし |
アンインストール後の作業 |
なし |
トピック |
詳細 |
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設定データとユーザーデータ |
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このコンポーネントに必要なその他のアンインストール |
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このインストールを必要とする製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
Directory Server と Web コンテナが動作していることを確認します。 |
アンインストール後の作業 |
Portal Server が Web Server 内で実行されており、Portal Server だけを削除する場合、Access Manager を再起動する必要があります。詳しくは、「Access Manager のアンインストール動作」を参照してください。 |
Portal Server Secure Remote Access が設定されている場合は、まず psadmin コマンドを使用して、Portal Server Secure Remote Access のコンポーネントを手動でアンインストールします。
Portal Server Secure Remote Access インスタンスを停止します。
stop-sra-instance --adminuser userid --passwordfile password-filename --name sra-instance-name --type instance-type --hostname instance-hostname
Portal Server Secure Remote Access インスタンスを削除します。
psadmin delete-sra-instance --adminuser userid --passwordfile password-filename --name sra-instance-name --type instance-type --hostname instance-hostname
設定済みの Portal Server Secure Remote Access コンポーネントは、アンインストーラによってアンインストールされません。設定された Portal Server Secure Remote Access コンポーネントを手動でアンインストールする必要があるのは、このためです。アンインストールを行わないと、同じホストへの後続のインストールでインストール関連の問題が発生する原因になります。
トピック |
詳細 |
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設定データ |
レジストリ設定プロセスは、レジストリデータベースドメインおよびサーバーキーストアを JavaES-install-dir ディレクトリ内にインストールします。 このディレクトリは、Service Registry をアンインストールしても削除されません。この安全メカニズムにより、将来のインストールまたはリリースで使用するために、必要に応じてデータベースを残しておくことができます。 |
このコンポーネントに必要なその他のインストール |
Application Server (ドメイン管理サーバーとコマンド行管理ツール) HADB Message Queue |
このインストールを必要とする製品 |
なし |
アンインストール前の作業 |
1. 次のコマンドを使って、Service Registry ドメインを停止します。 JavaES-install-dir\share\ant\bin\ant.bat -f build-install.xml appserver.domain.stop 2. 次のコマンドを使って、Service Registry ドメインを削除します。 JavaES-install-dir\share\ant\bin\ant.bat -f build-install.xml appserver.domain.delete レジストリデータベースを将来の使用のために保存しておく場合は、レジストリを再インストールする前に、ServiceRegistry-base ディレクトリを別の場所にコピーします。 |
アンインストール後の作業 |
場合によっては、アンインストーラではインストールファイルの一部またはすべてが削除されないことがあります。最終的なクリーンアップを行うには、ServiceRegistry-base ディレクトリとその内容を削除します。 Service Registry データベース、ドメイン、およびキーストアが格納されたディレクトリは、レジストリのアンインストール時に削除されません。 必要であれば、このディレクトリを手動で削除してもかまいません。ただし、このデータベースを保存しておき、将来のインストール時やリリース時に使用するには、レジストリの再インストール前にそれらのディレクトリを別の場所にコピーし、再インストール後にそれを元の場所にコピーして戻します。 データベースとキーストアファイルの復元後、プラットフォーム固有のバリアントを使用して次のコマンドを実行します。 JavaES-install-dir\share\ant\bin\ant.bat -f build-install.xml appserver.domain.stop export.registryOperatorCert install.cacerts appserver.domain.start |
トピック |
詳細 |
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設定データ |
インストール場所の下にある alias ディレクトリ内の証明書データベースファイルのみが維持されます。その他のファイルはすべて削除されます。 |
依存関係 |
Directory Server (省略可能。外部 LDAP アクセス制御が選択された場合) |
アンインストール前の作業 |
Web Proxy Server のすべてのインスタンスを停止します。 |
アンインストール後の作業 |
WebProxyServer-base\alias ディレクトリの下に証明書データベースが保存されています。再インストールを実行する前に、この証明書データベースを移動し、古いインストールディレクトリを削除する必要があります。 |