Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (Windows 版)

アップグレード

Java ES インストーラを使用してコンポーネントの新規インストールを実行することによって、Java ES コンポーネントはアップグレードされます。この場合の新規インストールは、最初に以前のバージョンのパッケージを削除してから、同じパスに Release 5 をインストールすることで実行されます。


注意 – 注意 –

同じホストに 2 つの異なるバージョンの Java ES をインストールしないでください。


以前のバージョンの設定データを新しいインストールに移行するか、新規に設定するか、両方を組み合わせて行うことにより、コンポーネントを再設定します。一部の Java ES コンポーネントには、コンポーネントの再設定または設定データの移行を行うユーティリティーが提供されています 。

Java ES 5 Windows インストーラでは、以前のバージョンのコンポーネントのインプレースアップグレードをサポートしていません。その代わりに、Java ES 4 との共存はサポートされています。Java ES 5 のインストール後、Java ES コンポーネントをアップグレードするには、『Sun Java Enterprise System 5 Upgrade Guide for Microsoft Windows 』で説明されているアップグレード手順に従う必要があります。個々のコンポーネントのアップグレードシナリオについては、それぞれのアップグレードガイドを参照してください。

Java ES 5 をインストールしようとすると、インストーラは最初に、システムに Java ES 4 が存在するかどうかを調べます。Java ES 4 が検出されると、インストーラは、Windows SYSTEM ディレクトリに Java ES 4 共有コンポーネントが以前から存在しているかどうかチェックします。これは、それらのコンポーネントが Java ES 5 との間で非互換性の問題を引き起こすからです。それら共有コンポーネントのいずれかが Java ES 4 のサービスで使用されている場合は、実行中の Java ES 4 サービスを停止するように求められます。

さらに、インストーラは Java ES 4 共有コンポーネントの名前を自動的に変更します。名前の変更情報は、インストーラのログファイルに格納されます。Java ES 4 のサービスを開始する必要がある場合は、共有コンポーネントの名前を手動で復元するようにしてください。


注 –

Java ES 4 と Java ES 5 のサーバーを同時に起動することはできません。