Java ES コンポーネントの多くは、主要な機能を提供するために、ほかのコンポーネントの存在に依存しています。インストール時に選択した Java ES コンポーネントが共存して正常に機能するように、インストーラはコンポーネント間のチェックを広範囲に行います。このため、コンポーネントを選択する際に、特定の Java ES コンポーネントをインストールに含めるようにインストーラから求められる場合があります。
Java ES インストーラでは、次の規則を使用して Java ES コンポーネント間の依存性を処理します。
Java ES コンポーネントの選択: インストールする Java ES コンポーネントを選択すると、ほとんどの場合、インストーラはすべてのサブコンポーネントを自動的に選択します。
また、インストーラは、選択したコンポーネントが依存するコンポーネントとサブコンポーネントも選択します。たとえば、Application Server を選択すると、インストーラは Message Queue を自動的に選択します。
Java ES コンポーネントの選択の解除: Java ES コンポーネントの選択を解除すると、ほとんどの場合、インストーラはすべてのサブコンポーネントの選択を自動的に解除します。
選択している別のコンポーネントがローカルまたはリモートに必要とするコンポーネントの選択を解除すると、インストール手順を進めるときに、インストーラはさまざまな警告メッセージを表示します。
サブコンポーネントの選択: サブコンポーネントを選択すると、インストーラはそのサブコンポーネントが属する Java ES コンポーネントを自動的に選択しますが、その他のサブコンポーネントは選択しません。
選択したサブコンポーネントがほかのコンポーネントまたはサブコンポーネントに依存する場合、依存関係にあるこれらのコンポーネントは自動的に選択されます。
サブコンポーネントの選択の解除: サブコンポーネントの選択を解除すると、インストーラはそのサブコンポーネントの選択のみを解除します。そのほかのサブコンポーネントの選択は解除しません。
選択している別のコンポーネントがローカルまたはリモートに必要とするサブコンポーネントの選択を解除すると、インストール手順を進めるときに、インストーラはさまざまな警告メッセージを表示します。