多くの Java ES コンポーネントでは、選択する Java ES コンポーネントおよびインストールタイプによって、インストール時にある程度の設定が必要になります。
インストーラで、次の設定タイプを使用できます。
インストール中に自動的に設定: 単一のホスト上でコンポーネントを評価する場合に使用します。インストール時に、インストール中の設定が可能なコンポーネントを設定できます。
このモードでは、ポート番号などの設定パラメータは、事前に決定されたデフォルト値になり、インストール終了時に提示されます。これらのデフォルト値が、コンポーネントの設定に使用されます。
管理者ユーザー ID とパスワードには特殊文字を使用できません。また、パスワードは 8 文字以上にするようにしてください。
インストール後に手動で設定: このオプションでは、ソフトウェアコンポーネントを所定のディレクトリに配置するために必要な最小限の値のみをインストール中に指定します。設定は、インストール後に実行されます。
このオプションの場合は、管理者設定ダイアログボックスは表示されません。インストール時にはファイルのコピーのみが行われます。適切な値を使用して、プロパティーファイルを手動で編集します。プロパティーファイルの編集方法の詳細については、第 5 章「インストール後の設定の実行」を参照してください。
コンポーネントがほかのコンポーネントに依存する場合は、依存するコンポーネントを先に設定するようにします。
選択する設定オプションによっては、インストール中に管理者 ID とパスワードの入力を要求される場合があります。たとえば、ほとんどのコンポーネントには管理者ユーザー ID およびパスワードを指定する必要があります。これらの共通の値を設定することにより、すべてのコンポーネントの管理者ユーザー ID とパスワードのデフォルト値を設定することになります。
Java ES コンポーネントのマルチセッションインストールでは、最初のセッションインストールで選択した設定モード (「インストール中に自動的に設定」または「インストール後に手動で設定」) が後続のセッションのデフォルトとして採用され、設定選択モード画面は表示されません。