この節では、Portal Server Secure Remote Access のサブコンポーネントをインストールするのに必要な設定情報について説明します。
Portal Server のインストール時に、Portal Server Secure Remote Access コアがインストールされます。「Secure Remote Access を有効」をオンにすると (デフォルト値はオフ)、次の表に示す情報を指定するようインストーラにより求められます。
表 3–32 Portal Server Secure Remote Access 情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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SRA_GATEWAY_PROTOCOL |
Portal Server との通信時にゲートウェイが使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
SRA_SERVER_DOMAIN |
Portal Server のインストール先ドメインの名前。デフォルト値は、ホストのドメイン名です。 たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、subdomain1.example.com を入力します。 |
SRA_GATEWAY_DOMAIN |
ゲートウェイのインストール先ドメインの名前。デフォルト値はホストのデフォルトドメインです。 たとえば、ゲートウェイホストの完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com である場合は、subdomain1.example.com と入力します。 |
ゲートウェイポート SRA_GATEWAY_PORT |
ゲートウェイホストの待機ポート。 デフォルト値は 443 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
ログのユーザーパスワード |
ルート以外のアクセス権を持つ管理者がゲートウェイログファイルにアクセスするためのパスワード。 |
この節では、ゲートウェイサブコンポーネントのインストール時に、インストーラに指定するゲートウェイ情報を示します。
表 3–33 Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイのインストール時に必要となるゲートウェイに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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プロトコル |
ゲートウェイが通信に使用するプロトコル (HTTP または HTTPS)。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。ほとんどの場合、ゲートウェイでは HTTPS を使用する必要があります。 状態ファイルで、セキュリティー保護されたポートの場合は https を、セキュリティー保護されていないポートの場合は http を指定します。デフォルト値は https です。 |
ホスト名 |
ゲートウェイサブコンポーネントのインストール先ホストの名前。たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、ホスト名は siroe です。 デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 |
サブドメイン |
ゲートウェイホストのサブドメイン名。 デフォルト値は存在しません。 |
ドメイン |
ゲートウェイホストのドメイン名。たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.example.com の場合、この値は example.com となります。 デフォルト値は、ローカルホストのドメインです。 |
ホスト IP アドレス |
Access Manager ホストの IP アドレス。Portal Server に対して Access Manager がインストールされたホストの IP アドレスを指定します。 デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 |
アクセスポート |
ゲートウェイホストの待機ポート。 デフォルト値は 443 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
ゲートウェイが待機するポート、SSL オプション、プロキシオプションなど、ゲートウェイの設定に関連する情報を含むゲートウェイプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
この節では、Netlet プロキシのインストール時に、インストーラに指定する Netlet プロキシ情報を示します。
表 3–34 Portal Server Secure Remote Access Netlet プロキシのインストール時に必要となる Netlet プロキシに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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ホスト名 |
Netlet プロキシサブコンポーネントのインストール先ホストの名前。 たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、ホスト名は siroe です。 デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 |
サブドメイン |
Netlet プロキシのインストール先サブドメインの名前。 デフォルト値は存在しません。 |
ドメイン |
Netlet プロキシのインストール先ドメインの名前。 デフォルト値は、ローカルホストのドメインです。 |
ホスト IP アドレス |
Netlet プロキシのインストール先ホストの IP アドレス。 デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 |
アクセスポート |
Netlet プロキシの待機ポート。 デフォルト値は 10555 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
この節では、Rewriter プロキシのインストール時に、インストーラに指定する Rewriter プロキシ情報を示します。
表 3–35 Portal Server Secure Remote Access Rewriter プロキシのインストール時に必要となる Rewriter プロキシに関する設定情報
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
---|---|
ホスト名 |
Rewriter プロキシサブコンポーネントのインストール先ホストの名前。 たとえば、完全修飾ドメイン名が siroe.subdomain1.example.com の場合、ホスト名は siroe です。 デフォルト値は、ローカルホストの名前です。 |
サブドメイン |
Rewriter プロキシのインストール先サブドメインの名前。 デフォルト値は存在しません。 |
ドメイン |
Rewriter プロキシのインストール先ドメインの名前。 デフォルト値は、ローカルホストのドメイン名です。 |
ホスト IP アドレス |
Rewriter プロキシのインストール先ホストの IP アドレス。 デフォルト値は、ローカルホストの IP アドレスです。 |
アクセスポート |
Rewriter プロキシの待機ポート。 デフォルト値は 10443 です。 |
ゲートウェイプロファイル名 |
リスナポート、SSL オプション、プロキシオプションなどのゲートウェイ設定情報を含むプロファイル。 デフォルト値は default です。 |
ゲートウェイ、Netlet プロキシ、または Rewriter プロキシをインストールする場合、Portal Server, Secure Remote Access で使用する自己署名付き証明書を作成するための情報を指定できます。証明書を設定するには、インストーラに次の情報を指定する必要があります。
証明書情報には、マルチバイト文字を使用することはできません。
ラベルと状態ファイルのパラメータ |
説明 |
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組織 |
所属する組織または会社名。 |
部署 |
所属する部署名。 |
市 / 地域 |
居住する市または地域。 |
州 / 都道府県名 |
居住する都道府県名。 |
国名コード |
2 文字の国名コード。 |
証明書データベースパスワード |
自己署名付き証明書にのみ適用されるパスワード (および確認用パスワード)。 |