ドメイン名の大文字小文字が一致していない場合に、SRA ゲートウェイがエラーになる。(#6588454)
説明:Java ES インストーラは、Portal Server をインストールするマシンのドメイン名を表示します。マシンが NISを使用するように設定されている場合、実際のドメインと NIS に指定されたドメインとが一致しません。たとえば、NIS にはドメイン名が「Country.Sun.COM」と指定されていても、実際のドメインは「country.sun.com」になっています。結果として、ゲートウェイセッションの作成に失敗します。
対処方法:インストーラに、大文字小文字が正しい実際のドメイン名を使用します。
Portal Server 7.x で、SRA ゲートウェイに Directory Server は必要ない。(#6565053)
説明:Portal Server 7.0 の SRA ゲートウェイには Directory Server が必要です。Portal Server 7.0 から Portal Server 7.x にゲートウェイをアップグレードした後に、Directory Server をアンインストールします。
次の操作を行います。
Portal Server インスタンスとゲートウェイの間にロードバランサがインストールされている場合、SRA 機能の一部が動作しない。(#6577269)
説明:Portal Server インスタンスとゲートウェイの間にロードバランサがインストールされており、ロードバランサが HTTPS を、Portal Server インスタンスが HTTP を使用している場合、次の SRA 機能は動作しません。スタティック Netlet ルールと Proxylet。Netlet と Proxylet を動作させるには、Portal Server とロードバランサのプロトコルを同じにする必要があります。
Access Manager、Portal Server、および SRA を別々のセッションにインストールした場合、Portal Server 設定後に Web コンテナを再起動する必要がある。(#6564379)
対処方法:次の操作を行います。
Access Manager、Directory Server、および Web コンテナを同じセッションにインストールします。
Portal Server を別のセッションにインストールします。
Web コンテナを再起動します。
SRA コンポーネントをさらに別のセッションにインストールします。
Linux プラットフォームの場合、Netfile オプションを使用して NFS 共有をリモートホストに追加できない。(# 6504597)
対処方法:マシンが NIS または NFS を使用してユーザー名検索を実行するよう設定されていない場合、ホスト上に共有を追加することはできません。NIS が有効でない場合には、ローカルユーザーのみを検索できます。たとえば、あるマシンの NIS が有効でなければ、ルートユーザーとして動作するマシンの Netfile に共有を追加できます。マシンのルートユーザーパスワードは、Netfile がインストールされているマシンのルートユーザーパスワードと同じであるようにします。
次の操作を行います。
LD_PRELOAD 環境変数に /usr/lib/libpam.so を追加します。
例として以下があります。export LD_PRELOAD=/usr/lib/libpam.so:$LD_PRELOAD
LD_LIBRARY_PATH に /usr/lib が含まれているかどうか確認します。含まれていない場合は、LD_LIBRARY_PATH に /usr/lib を追加します。
Web シェルからコンテナを再起動します。
サンプルポータルをコマンド行インタフェースを使って手動でインストールすると、SRA サービスが設定されない。(# 6516280)
対処方法:次の ant ターゲットを手動で起動して、サンプルごとに SRA サービスを設定します。
community_sra
developer_sra
enterprise_sra
サンプルポータルをインストールしたあと、次のコマンドを実行します。
/usr/sfw/bin/ant -f /opt/SUNWportal/samples/portals/build.xml community_sra developer_sra enterprise_sra -Dconfig.location= input-properties-file-location
Secure Remote Access では、一度に 1 行しか追加できない。(#6497988)
対処方法:SRA 画面で複数の行を追加しようとする場合は、一行を追加するたびに詳細を保存してください。
UWC と Portal Server が別々のマシンにインストールされていると、プロキシレット経由では統合 Web クライアント (UWC) アプリケーションにアクセスできない。(#6348935)
対処方法:UWC アプリケーションと Portal Server が別々のマシンにインストールされている場合は、次の操作を行なってプロキシレット経由で UWC マシンにアクセスします。
Portal Server 管理コンソールで、「ゲートウェイプロファイル」の Cookie 管理を有効にします。
「ユーザーセッション Cookie を転送する URL」フィールドに、UWC、カレンダ、および Messaging Server の URL を追加します。たとえば、次のように追加します。http://port/uwc, http://calhost:calport, http://messaginghost:messagingport
UWC マシンの AMConfig.properties ファイルで、com.iplanet.am.cookie.name=iPlanetDirectoryPro を com.iplanet.am.cookie.name=iPlanetDirectoryPro1 に変更します。
この変更は、ゲートウェイマシンと Portal Server マシンの Cookie 名を別にすることを意味します。
UWC マシンで、configutil を使用して、Messaging Server のセッション Cookie を iPlanetDirectoryPro1 に変更します。
UWC の「非認証 URL」リストに UWC、カレンダ、および Messaging Server の URL を追加します。
ゲートウェイ、UWC、および Portal Server を再起動します。
certadmin が、更新された証明書のインストール時にニックネームを無視する。(#6360869)
説明:certadmin が、更新された証明書のインストール時にニックネームを無視します。その結果、ゲートウェイは新しい証明書ではなく期限切れの証明書を選択します。ニックネームが同じである 2 つの証明書を区別することはできません。
対処方法:次のいずれかの操作を行います。
古い証明書を削除してから、新しい証明書をインポートします。Portal Server 7.1 で次の操作を行います。
cd PortalServer_base/SUNWportal/bin/certadmin -n config_name |
5 を選択して、証明書を削除します。
証明書を更新しないでください。証明書の期限が切れたら、新しいキーを持つ新しい証明書を取得してください。