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Sun™ Identity Manager 8.0 インストール |
第 3 章
Tomcat 用の Identity Manager のインストール手順次の情報と手順を使用して、Apache Tomcat アプリケーションサーバー用に Identity Manager をインストールします。
開始する前にインストール中に、次の情報が必要になります。
インストール手順次のインストールおよび設定の手順を行います。
手順 1: Tomcat ソフトウェアをインストールする
注
この章で略述されている Tomcat のインストール手順は、一般的な参照用にのみ提供されています。Tomcat のインストールの詳細については、アプリケーションサーバーソフトウェアのプロバイダが提供している Web ページまたは参照情報を参照してください。
アプリケーションサーバープロバイダが提供している手順に従って、Tomcat ソフトウェアをインストールします。Jakarta Project サイト (http://jakarta.apache.org/tomcat/) には役立つ情報があります。
Windows 上でのインストール
Tomcat インストーラからインストールする場合は、次の操作を行います。
UNIX 上でのインストール
- Tomcat インストールバンドルをダウンロードして展開した後、次の手順で Tomcat 起動スクリプトを修正します。
$TOMCAT_HOME/bin ディレクトリにある setclasspath.sh ファイルの先頭に、次の行を追加します。
JAVA_HOME=JDK の場所
BASEDIR=展開した Tomcat がある場所
export JAVA_HOME BASEDIR- UTF-8 をサポートするように Tomcat を設定するには、次の例のようにして、TOMCAT DIRconf/server.xml ファイルの connector 要素に URIEncoding="UTF-8" 属性を追加します。
<!-- Define a non-SSL Coyote HTTP/1.1 Connector on the port specified during installation -->
<Connector port="8080"
maxThreads="150"
minSpareThreads="25"
maxSpareThreads="75"
enableLookups="false" redirectPort="8443"
acceptCount="100" debug="0" connectionTimeout="20000"
disableUploadTimeout="true"
URIEncoding="UTF-8" />- UTF-8 をサポートするように Tomcat を設定する場合は、java vm オプションに -Dfile.encoding=UTF-8 も追加します。
手順 2: Identity Manager ソフトウェアをインストールする
- 次の 2 つの方法のいずれかを使用して、Identity Manager ソフトウェアをインストールできます。
- 「次へ」をクリックして、「Install or Upgrade?」パネルを表示します。
- 「New Installation」オプションを選択した状態で、「次へ」をクリックします。
インストーラの「Select Installation Directory」パネルが表示されます。
- 表示されたディレクトリの場所を、Identity Manager をインストールする場所に置き換えます。この場所は、ステージングの場所にすることも、特定のフォルダにすることもできます。場所を入力するか、または「Browse」をクリックして場所を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「Install Now」をクリックしてインストールを開始します。
ファイルがインストールされると、インストーラの「Launch Setup」パネルが表示されます。
- $WSHOME/WEB-INF/lib ディレクトリに Java の mail.jar、activation.jar、および jms.jar ファイルを追加します。これらのファイルは、次の場所にあります。
http://java.sun.com/products/javamail
http://java.sun.com/products/beans/glasgow/jaf.html
http://java.sun.com/products/jms/index.jsp
注意
インデックスデータベースの使用を計画している場合は、処理を続行する前に、idm/WEB-INF/lib ディレクトリへの 1 つ以上のファイルのコピーが必要になることがあります。たとえば、JDBC ドライバを含む JAR ファイル (DriverManager 接続の場合)、または JNDI InitialContextFactory を含む JAR ファイル (データソース接続の場合) を idm/WEB-INF/lib へ置くことが必要な場合があります。処理を続行する前に実行する必要がある手順を判断するには、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。終了したら、「Launch Setup」をクリックしてセットアップウィザードを起動し、セットアップ手順を続行します。
インデックスデータベースのファイルをコピーする前に「Launch Setup」をクリックすると、セットアップが正しく続行されません。そのような場合には、インストールプログラムを終了してから、lh setup コマンドを使用してインストールプロセスの設定部分をやり直します。
- 「Setup Wizard」パネルの「次へ」をクリックします。
製品の「Locate the Repository」パネルが表示されます。
- 提供されるリストからインデックスデータベースを選択します。選択した内容に応じて、設定プログラムは追加の設定情報の入力を要求します。
選択項目および設定の手順については、「インデックスデータベースのリファレンス情報」を参照してください。
- 「次へ」をクリックします。
- 「Continue Identity Manager Demo Setup?」パネルが表示されます。
- これがデモ以外のインストールである場合は、「No, I will configure Identity Manager myself」をクリックします。手順 20 に進んでください。
- デモ設定をする場合は、「Yes, I would like to continue setting up a demonstration environment」をクリックします。
これにより、ユーザーの設定や、環境およびサーバー情報の入力をすばやく行うことができます。
- 次の個人情報を入力します。
- 次の承認者情報を入力します。
- 「次へ」をクリックします。
- 「Server Type」をリストから選択します。
使用している環境に管理するサーバーがない場合は、「None」を選択します。管理するサーバーが存在する場合は、適切なサーバーのタイプを選択します。必要に応じて、追加のサーバー情報を入力するよう求められます。
- 電子メールの SMTP サーバーがある場合は、「SMTP Host」をクリックして、サーバーアドレスを入力します。必要に応じて、「Test Server」をクリックして、SMTP サーバーとの通信を確認します。
- 電子メール通知をファイルに書き込む場合は、「Notification File」をクリックします。別の通知ファイルを選択するには「Browse」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- インストーラの「Save Configuration」パネルが表示されます。
- 「Execute」をクリックして、リストされているすべての機能を実行します。必要に応じて、「Hide Details」をクリックします。
- 操作が完了したら、セットアップパネルの「Done」をクリックします。
- アプリケーションサーバーが UNIX マシンにインストールされている場合は、ディレクトリを $WSHOME/bin ディレクトリに変更し、次のコマンドを実行して、このディレクトリのスクリプトを実行できるようにします。
chmod -R +x *
詳細情報の入手
インストールが完了すると、インストーラの「Installation Summary」パネルが表示されます。インストールに関する詳細情報を表示するには、「Details」をクリックします。
ここには一部のメッセージが表示されない可能性があります。詳細については、指定されているログファイルを表示してください。
完了したら、「Close」をクリックしてインストーラを終了します。
手順 3: Sun Identity Manager Gateway をインストールする
Windows Active Directory、Novell NetWare、Domino、Remedy、または RSA ACE/Server のリソースを設定する場合は、Sun Identity Manager Gateway をインストールするようにしてください。「Sun Identity Manager Gateway のインストール手順」の手順に従います。