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Sun Java System Connector for Microsoft Outlook デスクトップインストールガイド

第 2 章
特殊な環境に関するアプリケーションノート


Microsoft Outlook がデフォルトの電子メールクライアントでない場合

Sun Java System Connector for Microsoft Outlook は、Microsoft Outlook がデフォルトの電子メールクライアントに設定されている場合にのみインストールできます。Outlook がデフォルトの電子メールクライアントに設定されていない場合、セットアップウィザードは、この問題を通知し (「ようこそ」画面の後にエラーメッセージを表示)、確認の上プログラムを終了するよう指示します。次の手順に従って、デフォルトの電子メールクライアントを Outlook に設定した後で、セットアップウィザードに戻ることができます。

  1. Windows のコントロール パネルを開きます。Windows XP を実行している場合のみ、 「クラシック表示に切り替える」を選択します。
  2. 「インターネット オプション」をダブルクリックします。
  3. 「インターネットのプロパティ」ウィンドウの「プログラム」タブを選択します。
  4. 「電子メール」のプルダウンメニューから「Microsoft Outlook」を選択します。
  5. 「OK」をクリックします。


Sun ONE Sync プログラムがインストールされており、削除する必要がある場合

Sun Java System Connector for Microsoft Outlook の MAPI サービスは、Connector インストールの必須コンポーネントですが、Sun ONE Sync プログラムと共存することができません。Sun ONE Sync がユーザーのワークステーションにインストールされている場合、セットアップウィザードは、この問題をユーザーに通知し (「ようこそ」画面の後にエラーメッセージを表示)、確認の上プログラムを終了するよう指示します。次の手順に従って、Sun ONE Sync プログラムを削除した後で、セットアップウィザードに戻ることができます。

  1. 「スタート」メニューから、 「プログラム」 > 「Sun ONE Synchronization」 > 「Uninstall Sun ONE Synchronization」を選択します。
  2. アンインストールウィンドウで、 画面の指示に従ってソフトウェアをアンインストールします。
  3. 「Finish」をクリックしてアンインストール処理を完了します。

Palm デバイス、WindowsCE デバイス、または Pocket PC デバイスを Outlook と同期させる場合は、Sun ONE Synchronization ソフトウェアではなく、そのデバイスに付属する同期ソフトウェアを使用することを強くお勧めします。デバイスに付属する同期ソフトウェアに変更する場合、Palm Desktop ソフトウェアのアンインストールと再インストールが必要になる場合があります。

他のデバイスのデータとの同期に Sun ONE Synchronization ソフトウェアを引き続き使用したい場合は、 Sun ONE Synchronization を再インストールしてください。ただし、Sun ONE Synchronization のインストール時に Microsoft Outlook 98/2000 translator のチェックボックスを選択しないでください。


個人用フォルダ (.pst) ファイルの変換が中断された場合

個人用フォルダ (.pst) ファイルの変換は、大きなファイルの場合、数十分から数時間かかることがあるため、停電などでこの処理が中断されて最初から長時間の処理を繰り返さなければならないとすると、非常に不便なことになります。このため、セットアップウィザードには復旧機能が用意されています。これを利用すると、中断された変換を中断された場所から再開できます。この復旧機能は、「大きな」個人用フォルダの変換中に中断が生じた場合にのみ使用できます。プロファイルの変換中や小さな .pst ファイルの変換中には使用できません (「大きな」ファイルと「小さな」ファイルを区別するサイズの制限は、ネットワーク管理者があらかじめ設定しています)。

大きな .pst ファイルの変換が中断された場合、ウィザードは、一時的に「Finish Aborted Sun Java System Connector Wizard Conversion」という復旧機能のアイコンをデスクトップに追加します。元の変換のときのようにセットアップウィザードを再び起動した場合、復旧機能は機能しません。図 2-1 に示すように、デスクトップの「Finish」アイコンから起動する必要があります。

図 2-1 中断された変換を完了させるには: デスクトップの「Finish」アイコン

中断された変換を完了させるには: デスクトップの「Finish」アイコン

中断された変換を完了させるには、 デスクトップの「Finish」アイコンをダブルクリックして、復旧モードの Sun Java System Connector セットアップウィザードを起動します。

図 2-2 に示すように、「Welcome」画面が表示され、不完全な変換が検出されたことが示されます。

図 2-2 セットアップウィザードの「Welcome」画面: 中断された変換を再開させるには

セットアップウィザードの「Welcome」画面: 中断された変換を再開させるには

この復旧手順は、このインストールガイドの第 1 章で説明した本来のセットアップ手順を簡略にしたものです (「デスクトップでのソフトウェアのインストールと設定」を参照)。ウィザードでは、中断されたときに変換対象として選択したユーザープロファイルと個人用フォルダ (.pst) ファイルを記憶しているため、同じ情報を再度入力することはありません。

この代わりに、ここで表示された「Welcome」画面で「Next」をクリックすると、ウィザードはスキップして、本来のセットアップ手順の手順 5 または 6 に進みます。このコンピュータで以前に Outlook を使用していた場合は、以前の Exchange のログイン情報を入力し (手順 5)、新規 Outlook ユーザーの場合は、新しい Sun Java System アカウントのログイン情報を入力します (手順 6)。手順 5 または 6 から先の手順は同じです。段階的な手順については、このインストールガイドの本文を参照してください。



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