キー割り当ての記述は以下の形式で行われます。
入力キー: 機能 ¥n 例: Ctrl <Key> space: CNV_SWITCH() ¥n |
入力キーの条件を満たすキー入力が行われた場合に、該当する機能が働きます。この入力キーの記述を変更することによって、より操作しやすくなります。
入力キーの記述は以下の形式で行われます。
None <Key> 代替キー名
修飾子リスト <Key> 代替キー名
例: None <Key> Delete: Ctrl <Key> space: |
修飾子に関する条件と、代替キーに関する条件の両方が満たされた場合に、入力キーの条件が満たされます。
複数のキー入力に対し機能を割り当てる場合は、上記の 1. または 2. をカンマ「,」で区切って複数記述してください (後述の入力キーの記述例の 4. を参照)。
修飾子に関する条件
「None」が指定される場合
修飾子がまったく働いていない場合に条件が満たされます。
修飾子リストを指定する場合
次に示す修飾子名を記述します。そのまま記述した場合はその修飾子が働いていることを、修飾子名の先頭に「‾」を付けた場合はその修飾子が働いていないことを条件としてそれぞれ示します。
Ctrl Shift Lock Meta Alt Mod1 Mod2 Mod3 Mod4 Mod5
この修飾子を複数指定する場合は、空白で区切ってください。ただし、その場合は AND (論理積) とみなされます (後述の入力キー記述例の 2. を参照)。
また、修飾子を指定しなくてもかまいません。その場合、修飾子の条件は常に満たされます。
修飾子リストの先頭に次の指定を行うことができます。
・「:」
同じキーに割り当てられている他の代替キーに対するバインディングとは区別して取り扱われます。
・「!」
明示的に指定された以外の修飾子は、すべて働いていない状態でなければなりません。この指定がない場合は、明示的に指定されていない修飾子の状態は無視されます。
代替キー名に関する条件
入力として与えられる代替キーがこの部分に書かれた代替キーと一致する場合、条件が満たされます。
次に入力キーの記述例を挙げます。
『CTRL キー』を押した状態で 『A キー』を押した場合に割り当てる。
Ctrl <Key> A |
『CTRL キー』と 『Shift キー』を両方押した状態で 『BackSpace キー』を押した場合に割り当てる。
Ctrl Shift <Key> BackSpace |
『CTRL キー』を押しているが、『Shift キー』は押していない状態で 『BackSpace キー』を押した場合に割り当てる。
Ctrl ‾Shift <Key> BackSpace |
『CTRL キー』を押した状態で 『A キー』を押し、続いて 『CTRL キー』を押した状態で 『B キー』を押した場合に割り当てる。
Ctrl <Key> A, Ctrl <Key> B |
『CTRL キー』を押した状態で 『A キー』または 『B キー』を押した場合に割り当てる。
Ctrl <Key> A : Ctrl <Key> B : |
大文字を発生させるような場合 (通常、『Shift キー』を押している、または 『Caps Lock キー』をロックしている場合) に 『A キー』を押すと、割り当てる。
:<Key> A |
Shift キーを押しており、他の修飾子キーが働いていない状態で、A キーを押した場合に割り当てる。
! Shift <Key> A |
resources ファイルのキー割り当てに関する記述には前後関係があり、同じ入力キーに対する指定が複数ある場合、最初に記述されている内容が有効になります。この前後関係は、リソース (各リージョンまたはフィールド内のある状態に対する指定) 単位で有効です。