図 4-3 に示す制御領域には 3 つのグループに分けられる制御があります。
一番上の行の 4 つのボタンは、標準のメールツールのメニューボタンです。下の行の左の 4 つのボタンは、標準メニューから利用できる任意の項目を定義してカスタマイズできるアクセラレータボタンです。制御領域の右側にある項目は「ファイル名: (Mail File)」制御項目です。「ファイル名: (Mail File)」制御機能には、メールファイルの簡略メニューボタンとテキストフィールド、メールファイルの「移動 (Move)」ボタン、「コピー (Copy)」ボタン、「ロード (Load)」ボタンが含まれます。
次の節では、これらの各制御についての概要を説明します。
「ファイル (File)」メニューには、メールメッセージの作成、印刷、および変更 (メッセージの削除や連番付けなど)を行う選択項目があります。
「メールをロード」を選択すると、 In-Box からメッセージをロードして表示することができます。これは、別のメールファイルを表示した後でデフォルトのメール表示に戻る方法です。これはメールの送信の間に新規メールを受け取る方法でもあります。メールファイルの詳細については、「メールメッセージの編成」を参照してください。
「印刷」を選択すると選択したメッセージを印刷できます。印刷の詳細については、「メッセージの印刷」を参照してください。
「変更内容を保存」を選択すると変更した内容を保存できます。詳細については、「メールツールでの変更の保存」を参照してください。
「メールファイル」を選択すると、メールメッセージを別のメールファイルに作成する場合に利用できるウィンドウを表示します。メールファイルの詳細については、「メールメッセージの編成」を参照してください。
ファイルメニューのデフォルト項目は「メールをロード」です。「メールをロード」を選択すると、In-Box 内のメールがロードされます。
「表示 (View)」メニューには、メッセージの表示、メッセージ間の移動、特定のメールメッセージの検索などを行うためのさまざまな方法の選択項目があります。
「表示順序」を選択すると、 In-Box またはメールファイルのメッセージを分類することができます。詳細については、「メールファイルの内容の分類」を参照してください。
「検索」を選択すると、 In-Box またはメールファイルのメッセージを送信者、受信者、内容、またはそのいずれか毎に検索することができます。「メールツールでの変更の保存」を参照してください。
「表示」メニューの最初の 3 つの項目の詳細については、「メールツールのメッセージ表示ウィンドウ」を参照してください。
「表示」メニューのデフォルト項目は「次のメール」です。「次のメール」を選択すると、次のメッセージが表示されます。
「編集 (Edit)」メニューには、メールメッセージの編集と削除、メールツールのプロパティウィンドウからメールツールの設定を行うための選択項目があります。
「カット」と「コピー」を選択すると、選択したメッセージをクリップボードに移動することができます。「テキストペイン」メニューを使うと、それらのメッセージをクリップボードから他のウィンドウにペーストできます。選択したメッセージがない場合、これらのオプションは薄くぼやけて表示されます。
「削除」を選択すると選択したメッセージを削除することができます。選択したメッセージがないか、または現在何も表示されていない場合、このオプションは薄くぼやけて表示されます。
「削除取り消し」を選択すると削除したメッセージを復元することができます。メールツールの変更を保存した場合は、削除したメッセージは本当に削除されてしまい、それ以降復元できません。削除したメッセージがない場合、「削除取り消し」オプションは薄くぼやけて表示されます。
「プロパティ」を選択するとメールツールをカスタマイズすることができます。メールツールのプロパティに関する詳細については、「メールツールのカスタマイズ」を参照してください。
編集メニューのデフォルト項目は「削除」です。「削除」を選択すると、現在選択されているメッセージが削除されるか、メッセージが選択されていない場合は現在表示されているメッセージが削除されます。
「作成 (Compose)」メニューには、メールメッセージの作成と送信を行うことのできる「作成」ウィンドウをオープンするための選択項目があります。
「返信」を選択すると、メッセージに返信するために「作成」ウィンドウをオープンすることができます。詳細については、「メッセージへの返信」を参照してください。
「転送」を選択すると、転送するメッセージを含んでいる「作成」ウィンドウをオープンすることができます。メッセージにアタッチメントがある場合には、アタッチメントも転送されるメッセージに含まれます。
「留守番機能」を選択すると、メールツールから離れたところにいるときに着信したメッセージへの自動返信を開始または停止することができます。留守番機能オプションに関する詳細については、「留守番機能の使い方」を参照してください。
作成メニューのデフォルト項目は「新規」です。「作成 (Compose)」ボタン上でセレクトボタンをクリックすると、新しい「作成」ウィンドウがオープンされます。
制御領域の 2 行目の左の 4 つのボタンはユーザ設定用メールツールボタンです。「ファイル」、「表示」、「編集」、「作成」の各メニュー中の任意の項目となるようにこれらのボタンを変更できます。
ユーザ設定ボタンのデフォルト項目は、ファイルメニューでは「処理終了」、表示メニューでは「次のメール」、 編集メニューでは「削除」、作成メニューでは「返信」です。これらのユーザ設定ボタンの項目の変更方法に関する詳細については、「ヘッダウィンドウプロパティ」を参照してください。
メールファイルを作成したり、表示したり、メッセージをメールファイルに格納するには、「ファイル名: 」のテキストフィールドと簡略メニューボタンを使います。簡略メニューボタンを使うと、利用可能なすべてのメールファイルの中からメールファイルを選択できます。メールファイルの作成と表示に関する詳細については、「メールファイルメニュー」を参照してください。
選択したメッセージをメールファイルへ移動またはコピー、または異なるメールファイルを表示 (ロード) するには、制御領域の 2 行目の右の 3 つのボタンを使います。これらの各ボタンは、最後に使ったメールファイルのメニューを表示します。このメニューは常に特定のメールファイルを含むようにカスタマイズできます。メールファイルの作成と表示に関する詳細については、「メールファイルメニュー」を参照してください。メールファイルメニューのカスタマイズに関する詳細については、「メールファイルプロパティ」を参照してください。
「メッセージ」と呼ばれるヘッダペインのポップアップメニューには、「ファイル」、「表示」、「編集」、「作成」の各メニューに存在する制御項目があります。このメニューは、ポインタをヘッダウィンドウペイン内に移動してメニューボタンを押すと表示されます。「メッセージ」ポップアップメニューの各項目は、ウィンドウ上のメニューボタンから同じ項目を選択した場合と同じ動作をします。
「メッセージ表示」ウィンドウと「メッセージ作成」ウィンドウのテキストペインには、テキストエディタで使う標準編集コマンドのあるポップアップメニューがあります。テキスト編集コマンドの説明については、第 3 章「テキストエディタ」の章を参照してください。