操作環境の設定内容が変化したり、システムが変更されるときには、システムに関する基本的な情報を知っておく必要があります。これらの情報は、システムに問題がある場合にシステム管理者にとっても便利です。
ワークステーションに関する基本的な情報は、図 17-1 に示すようにワークステーション情報ウィンドウに表示することができます。
「ワークステーション情報」ウィンドウをオープンするには、「ワークスペース」->「ワークステーション情報」を選択します。
ワークステーション情報ウィンドウに表示される基本情報を次に説明します。
次の情報で、現在使っているワークステーションの名前と型を知ることができます。
これはマシン名またはホスト名とも呼びます。現在使っているステム管理者が与えた一意の名称です。これは通常ユーザ名またはログイン名と同じではありません。たとえば、電子メールなどでネットワーク上で他のユーザが見るマシン名のことです。
これは通常ワークステーションの製品名 (または型) です。ワークステーションのモデル番号を表すこともあります。
次の 3 つの情報はネットワークに関するものです。
マシンに割り当てられた一意の CPU 番号です。ソフトウェアのライセンス ID としても使われます。
この一意のアドレスにより、ネットワーク上で他のマシンと通信することができます。
そのマシンが所属する (NIS) ドメインの名前です。パスワード情報と他のネットワークのマシンの情報が含まれます。
次の 3 つの項目は、システムがメモリをどのように使っているかについて簡単に情報を提供します。
インストールしたランダムアクセスメモリ (RAM) の容量がわかります。
ハードディスク上のスワップ領域の容量。
スライダバーの数値が 100% に近い場合は、システム管理者に調整を依頼してください。
次の 2 つの項目は、Solaris リリースのバージョン番号とリリース番号を知らせます。
ワークステーションが使っているオペレーティングシステムのバージョンとリリース番号。
ワークステーションが使っているウインドウシステムの名前とバージョン番号。