Solaris 7 マニュアルの概要

Solaris XGL 3.3 AnswerBook

Soaris XGL 3.3 AnswerBook には、XGLTM グラフィックスライブラリを使うソフトウェア開発者に必要なマニュアルが収められています。タイトル名に続いてマニュアルの要約があります。

『Getting Started Writing XGL Device Handlers』

Getting Started Writing XGL Device Handlers』では、スケルトンパイプラインのテンプレートファイルを編集して XGL グラフィックスハンドラを作成する方法を説明します。スケルトンパイプラインを使うと、ハードウェア開発者はピクセルレベルの描画と高速化プリミティブをいくつかの単純な手順で実装できます。このマニュアルは、デバイスハンドラを記述してハードウェアデバイスを XGL グラフィックスライブラリに移植しようとするドライバ開発者を対象としています。

『XGL Accelerator Guide for Reference Frame Buffers』

XGL Accelerator Guide for Reference Frame Buffers』では、Sun のリファレンスフレームバッファー上で、XGL のプリミティブと属性を効率的に利用する方法について説明します。また、すべての XGL プラットフォーム上で性能の向上が可能な、アプリケーションプログラマ向けの技術も紹介します。このマニュアルは、XGL アプリケーションの作成と管理に携わるアプリケーション開発者を対象としています。

『XGL Architecture Guide』

XGL Architecture Guide』では、XGL グラフィックス移植用インタフェースのアーキテクチャの概要を紹介します。また、XGL のロード可能パイプラインの設計に関する情報を提供し、アーキテクチャに用意されているいくつかの主要な機能を実装する方法について詳細に説明します。このマニュアルは、ハードウェアデバイスを XGL グラフィックスライブラリに移植するためのデバイスハンドラを記述するドライバ開発者を対象としています。

『XGL Device Pipeline Porting Guide』

XGL Device Pipeline Porting Guide』では、XGL グラフィックスハンドラを作成する方法について説明します。また、XGL グラフィックス移植用インタフェースとユーティリティに関する情報を提供します。これらのインタフェースによって、XGL ライブラリのデバイスに依存しないコンポーネントをグラフィックスハンドラとリンクし、アプリケーションからグラフィックスハンドラへのデータフローを実現します。このマニュアルは、ハードウェアデバイスを XGL グラフィックスライブラリに移植するためのデバイスハンドラを記述するドライバ開発者を対象としています。

『XGL Programmer's Guide』

XGL Programmer's Guide』では、グラフィックスアプリケーションが利用する XGL アプリケーションプログラミングインタフェース (API) について説明します。また、アプリケーションプログラマが XGL プログラムを書くときに参考になるサンプルプログラムが含まれています。このマニュアルは、XGL アプリケーションの作成と管理に携わるアプリケーション開発者を対象としています。

『XGL Reference Manual』

XGL Reference Manual』は、XGL グラフィックスライブラリで演算子 (関数) や属性を使うための構文を説明しているマニュアルページです。列挙型、マクロ値、ポイントリスト構造、およびデータ構造について記述している固有のセクションがあります。その他のセクションでは、属性と演算子をアルファベット順で説明します。

『XGL Test Suite User's Guide』

XGL Test Suite User's Guide』では、グラフィックス検証プログラムを設定、インストール、および実行する方法について説明します。また、740 個のテストプログラムを用意して、API と XGL ライブラリの主要な内部コンポーネントで定義されているすべての XGL 関数をテストできるようにしています。このマニュアルは、特定の XGL が正しく実装されているかどうかをテストするアプリケーション開発者を対象にしています。