Solaris 7 マニュアルの概要

Solaris CDE 1.3 ソフトウェア開発 Collection [Solaris Common Desktop Environment Developer AnswerBook]

Solaris CDE 1.3 ソフトウェア開発 Collection [Solaris Common Desktop Environment Developer AnswerBook] には、Solaris CDE を使ってプログラミングを行うソフトウェア開発者に関連するマニュアルが含まれます。タイトル名に続いてマニュアルの要約があります。

『Common Desktop Environment: Product Glossary』

Common Desktop Environment: Product Glossary』は、Solaris CDE で使用される用語を網羅して、Solaris CDE を利用するすべてのユーザーが情報ソースおよびリファレンスベースとして参照できる用語集です。用語集の定義には、対象とする読者や用語の起源に関する情報が含まれることがあります。また、必要に応じて、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で使われる用語に対応する Solaris CDE コンポーネント名も紹介します。「Do not use」とマークされた用語には、他の適切な語を示します。

『Slaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行』

Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行』では、Sun の Motif 開発者が関心を持っている問題について説明します。既存の OPEN LOOK および Motif のアプリケーションを、OpenWindows や Solaris CDE の各デスクトップ環境で実行したり、Solaris CDE 環境に移植したりする方法を解説します。このマニュアルの説明は、OPEN LOOK または Motif のプログラミング知識があることを前提に書かれています。

『Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド』

Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド』は、Solaris CDE の開発環境について説明します。プログラマには、既存のアプリケーションを Solaris CDE へ統合したり、Solaris CDE 機能を活用する新しいアプリケーションを開発する場合に参照できます。このマニュアルの中には、Motif、X、UNIX、または C 言語の知識があることを前提に書かれているセクションもあります。The Open Group によって発行される『Common Desktop Environment: Programmer's Overview』や『Motif Programmer's Reference Set』を参照マニュアルとして記述しています。

『共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド』

共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド』では、デスクトップ上の Korn シェルを使って Motif アプリケーションを作成する方法について説明します。このマニュアルでは、基本的な dtksh の技術を始め、いくつかのサンプルスクリプトを紹介します。これらのサンプルは、単純なものから複雑なものまで徐々に難度が高くなるように並べられているので、段階的に dtksh に対する理解を深めていくことができます。また、dtksh がサポートするコマンドと構文の一覧も収められています。

『共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要』

共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要』では、ルーチンとして提供される ToolTalk コンポーネント、コマンド、およびエラーメッセージについて説明します。これらを利用して、アプリケーションを Media Exchange and Desktop Service メッセージセットの規約に適合させることができます。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使って、Solaris CDE 上で他のアプリケーションとやり取りするプログラムを作成したり、管理したりするソフトウェア開発者を対象としています。

『共通デスクトップ環境 アプリケーション・ビルダ・ユーザーズ・ガイド』

共通デスクトップ環境 アプリケーション・ビルダ・ユーザーズ・ガイド』では、アプリケーション・ビルダとその使用方法を紹介します。アプリケーション・ビルダは、アプリケーションを開発する対話型ツールです。このツールを使うと、アプリケーション用のグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) の構築や Solaris CDE のデスクトップサービスの取り込みが簡単に行えます。取り込み可能な Solaris CDE デスクトップサービスには、ヘルプシステム、ToolTalk メッセージング、ドラッグ&ドロップ、セッションマネージャなどが含まれます。

『共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド』

共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド』では、アプリケーションを設計する上でのスタイルガイドライン、Solaris CDE のアプリケーションレベルでの認定に必要な項目のリストを提供します。適切なアプリケーションとアプリケーショに付随する適切な動作を開発する上で、アプリケーション設計者に役立つ情報を提供します。デフォルトとして、英語ロケールの環境下にあるアプリケーションの言語環境を左から右に設計していくことを想定したチェックリストを記述しています。これらのスタイル要件は、Motif Version 2.1 の要件と Solaris CDE に特有な追加要件項目から構成されます。Solaris 7 は Open Group の CDE 2.1 標準の日付を早めていますが、追加のスタイル条件については The Open Group によって発行されるスタイルガイドのセットを参照してください。

『共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)』

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)』では、アプリケーションを国際化するための情報を提供します。アプリケーションを国際化することによって、ローカリゼーションが実現し、統一したユーザーインタフェースでさまざまな言語や文化的慣例をサポートできるようになります。このマニュアルでは、国際的なディストリビューションを前提としたアプリケーションの記述方法、デスクトップのさまざまな内容にかかわる多国語化作業の要点、さらに詳細な情報を手に入れるための手引きなど、アプリケーション開発者の役に立つ指針やヒントを提供します。

『共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)』

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)』では、Solaris CDE のアプリケーションソフトウェアについてのオンラインヘルプを開発する方法について説明します。ヘルプ項目の作成方法、およびヘルプ作成者とアプリケーション開発者が共同でオンラインヘルプを Motif アプリケーションに統合する方法についても記述しています。ヘルプ作成者には、異なるテキストスタイル、グラフィック、およびハイパーリンクを備えるオンラインヘルプを作成したり、確認したりできる手順の手引きになります。また、アプリケーション開発者向けに、アプリケーションからヘルプ項目を呼び出せるヘルプシステム・アプリケーションプログラミングインタフェースについて解説します。この中で、ヘルプダイアログウィジェット、ヘルプ要求への応答、およびハイパーリンクデータのナビゲーションについて説明します。

『共通デスクトップ環境 プログラマ概要』

共通デスクトップ環境 プログラマ概要』では、Solaris CDE 開発環境に関する高度な内容の情報と開発者向けマニュアルセットについて説明します。アプリケーションを設計したり開発したりする場合に、最初に参照するマニュアルです。アプリケーション開発者が、新しく Solaris CDE のアプリケーションを開発したり、デスクトップ上に既存の Motif または OPEN LOOKTM アプリケーションを統合する際に使用できます。管理者、設計者、およびプロジェクトリーダーには、Solaris CDE 上で動作するアプリケーションを含めたプロジェクトを設計する場合の手引きになります。このマニュアルの補足マニュアルとして提供される『Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド』に、Solaris CDE の開発のみに関連するプログラミングの問題について説明しています。