すべてのシステムでアップグレードオプションが使用できますか
Solaris 2.5、2.5.1、または 2.6 がインストールされていれば、すべてのシステムでアップグレードオプションがサポートされています。システムに搭載されている Solaris ソフトウェアのバージョンを調べるには、次のコマンドを入力します。
$ uname -a |
アップグレードオプションを使用する前にパッチを元に戻す必要がありますか
その必要はありません。
カスタム JumpStart でアップグレードオプションを使用するにはどうすればいいですか
プロファイル内で install_type upgrade を指定する必要があります。
Solaris 対話式インストールプログラムでアップグレードオプションが提供されていないのに、システムをアップグレードしなければならない場合はどうすればいいですか
詳細は、第 5 章「問題発生時の解決方法」を参照してください。
アップグレードオプションを使用するように作成したプロファイルをテストするには、どうすればいいですか
pfinstall -D コマンドを使用すると、実際にアップグレードする前に、アップグレードオプションを使用するプロファイルをテストできます。特に、ディスク領域の再割り当て機能を使って新規のアップグレードを行うときには、このテストが役立ちます。
アップグレードプロファイルをテストするには、アップグレードしようとするシステム上で pfinstall -D コマンドを実行する必要があります。そのシステム上のディスク構成情報や現在インストールされているソフトウェアを用いて、プロファイルをテストしなくてはならないからです。ディスク構成ファイルを使ってアップグレードプロファイルをテストできません。詳細は、「プロファイルのテスト」を参照してください。
別のソフトウェアグループに自動的にアップグレードできますか
できません。たとえば、システム上にエンドユーザーソフトウェアグループをすでにインストールしている場合、アップグレードオプションを使って開発者ソフトウェアグループにアップグレードできません。ただし、アップグレード作業中に、現在インストールされているソフトウェアグループの一部ではないソフトウェアをシステムに追加することはいつでも可能です。
インストールプログラムは、アップグレードによって維持できなかったローカル変更の記録をどこに保存しますか
次のいずれかのファイルに保存します。
システムをリブートする前: /a/var/sadm/system/data/upgrade_cleanup
システムをリブートした後: /var/sadm/system/data/upgrade_cleanup
インストールプログラムは、アップグレード作業中の記録をどこに保存しますか
次のいずれかのファイルに保存します。
システムをリブートする前: /a/var/sadm/system/logs/upgrade_log
システムをリブートした後: /var/sadm/system/logs/upgrade_log