システムがアップグレード作業を終了すると、システムはシングルユーザーモードで root プロンプトが表示された状態になります。
必要に応じてシステムをクリーンアップします。
アップグレードオプションを使用したときは、Solaris インストールプログラムは、新しいソフトウェアに既存システムのローカルソフトウェア変更をマージします。場合によっては、マージできないことがあります。下記のファイルを参照して、アップグレードによって維持できなかったローカル変更を修復する必要があるかどうかを調べてください。
/a/var/sadm/system/data/upgrade_cleanup
upgrade_cleanup ファイルのすべての情報を必ず確認してください。ローカルの変更についての修復ができなかった場合に、システムがブートしないことがあります。
システムをリブートします。
# reboot |
OS サーバーをアップグレードした場合は、それぞれのプラットフォームとプラットフォームグループでクライアントをアップグレードします。
異機種 OS サーバーをアップグレードした場合、クライアントのプラットフォーム (SPARC または x86) およびプラットフォームグループ (sun4m または i386 など) が Solaris CD でサポートされている場合だけ、そのサーバーのクライアントは自動的にアップグレードされます。たとえば、Solaris CD を使って SPARC サーバーをアップグレードする場合は、その CD 上のプラットフォームグループを共有する SPARC クライアントだけがアップグレードされます。
別のプラットフォームとプラットフォームグループのクライアントをアップグレードするには、server_upgrade コマンドを使用しなければなりません。詳細は、server_upgrade(1M) のマニュアルページを参照してください。