Solaris のインストール (上級編)

アップグレードの後に行う作業

システムがアップグレード作業を終了すると、システムはシングルユーザーモードで root プロンプトが表示された状態になります。

  1. 必要に応じてシステムをクリーンアップします。

    アップグレードオプションを使用したときは、Solaris インストールプログラムは、新しいソフトウェアに既存システムのローカルソフトウェア変更をマージします。場合によっては、マージできないことがあります。下記のファイルを参照して、アップグレードによって維持できなかったローカル変更を修復する必要があるかどうかを調べてください。

    /a/var/sadm/system/data/upgrade_cleanup


    注意 - 注意 -

    upgrade_cleanup ファイルのすべての情報を必ず確認してください。ローカルの変更についての修復ができなかった場合に、システムがブートしないことがあります。


  2. システムをリブートします。


    # reboot
    
  3. OS サーバーをアップグレードした場合は、それぞれのプラットフォームとプラットフォームグループでクライアントをアップグレードします。

    異機種 OS サーバーをアップグレードした場合、クライアントのプラットフォーム (SPARC または x86) およびプラットフォームグループ (sun4m または i386 など) が Solaris CD でサポートされている場合だけ、そのサーバーのクライアントは自動的にアップグレードされます。たとえば、Solaris CD を使って SPARC サーバーをアップグレードする場合は、その CD 上のプラットフォームグループを共有する SPARC クライアントだけがアップグレードされます。

    別のプラットフォームとプラットフォームグループのクライアントをアップグレードするには、server_upgrade コマンドを使用しなければなりません。詳細は、server_upgrade(1M) のマニュアルページを参照してください。