boot_device device eeprom |
boot_device は、インストールプログラムがルートファイルシステムをインストールするデバイスを (つまり、システムのブートデバイスを) 指定します。システムのブートデバイスを現在設定しているものから、システムが新しいブートデバイスから自動的にブートするように変更する場合は、eeprom 値を使用してシステムの EEPROM を変更することも可能です (SPARC 搭載システムのみ)。
boot_device キーワードをプロファイルに指定しない場合、インストール中にデフォルトで次の boot_device キーワードが指定されます。boot_device any update
device - ブートデバイスにするデバイスを選択します。
cwtxdysz または cxdysz - インストールプログラムがルートファイルシステムを格納するディスクスライス。たとえば、c0t0d0s0 (SPARC 搭載システムのみ)。
cwtxdy または cxdy - インストールプログラムがルートファイルシステムを格納するディスク。たとえば、c0t0d0 (x86 搭載システムのみ)。
existing - インストールプログラムは、システムの既存のブートデバイスにルートファイルシステムを格納します。
any - ルートファイルシステムを格納する場所は、インストールプログラムが選択します。システムの既存のブートデバイスを使用する場合もありますが、必要であれば、異なるブートデバイスを選択する場合もあります。
eeprom - システムの EEPROM を、指定したブートデバイスに変更する場合に選択します (SPARC 搭載システムのみ)。x86 搭載システムの場合は、常に preserve 値を指定しなければなりません。
update - インストールプログラムは、インストールされるシステムが自動的に指定したブートデバイスからブートするように、システムの EEPROM をそのブートデバイスに変更します。
preserve - システムの EEPROM 中のブートデバイス値は変更されません。システムの EEPROM を変更しないで新しいブートデバイスを指定した場合は、システムが新しいブートデバイスから自動的にブートするように、システムの EEPROM を手作業で変更しなければなりません。
例:
boot_device c0t0d0s2 update
boot_device は、ルートファイルシステムを指定する filesys キーワードと (指定した場合は) root_device キーワードに一致しなければなりません。