ウィンドウサーバーは、OpenWindows を起動した後に、選択した画面解像度とフレームバッファーのメモリー容量で使用可能な最大のピクセルの深さをサポートするように、SX フレームバッファーを設定します。各表示ピクセルには、通常 32 ビットを割り当てます。ただし 4M バイトの SX フレームバッファーでは、1 ピクセル当り 16 ビットの深さを選択した場合に、機能のいくつかが使用不可能となりますが、より高い画面解像度に設定することができます。
内容がモニターディスプレイに表示されないフレームバッファーのメモリーは、ウィンドウサーバーがピクセルマップ (pixmap) の格納に使用することができます。アプリケーションが使用可能なオフスクリーンのピクセルマップの記憶容量を最大にする場合は、/usr/openwin/server/etc/OWconfig ファイルの cg14 フレームバッファーエントリに以下の行を追加します。
pixelmode="8"
これにより、ウィンドウサーバーはフレームバッファーのメモリー容量に関わらず、SX フレームバッファーを 1 ピクセル当り 16 ビットに初期化します。表 3-4 に、16 ビットおよび 32 ビットの深さのピクセルで使用可能な機能を示します。
表 3-4 SX フレームバッファー画像とダブルバッファリング
アンダーレイ画像 |
32 ビット |
16 ビット |
---|---|---|
24 ビットトゥルーカラー |
○ |
X |
8 ビット疑似カラー |
○ |
○ |
8 ビットスタティックカラー |
○ |
○ |
8 ビットグレースケール |
○ |
○ |
8 ビットスタティックグレー |
○ |
○ |
8 ビットトゥルーカラー |
○ |
○ |
8 ビットダイレクトカラー |
○ |
○ |
オーバーレイ画像 8 ビット疑似カラー |
○ |
○ |
ダブルバッファリング |
|
|
24 ビットピクセルマップ |
ソフトウェア |
X |
8 ビットピクセルマップ |
ハードウェア |
ソフトウェア |
注: オーバーレイ画像は、230 色までに制限されます。 |