「一般的な準備作業」をまだ読んでいない場合は、先にその節を読んでから、この節をお読みください。
ボードの追加と構成では、(1) 接続点の接続と (2) 占有装置の構成を行います。ほとんどの場合は、cfgadm(1M) コマンドを使用して、これら 2 つの作業を一度に行うことができます。
選択したスロットに対するボードの装着が可能であることを確認します。
# cfgadm
状態と条件の組み合わせは、以下のいずれかである必要があります。
受容体の状態 - Empty
占有装置の状態 - Unconfigured
条件 - Unknown
または
受容体の状態 - Disconnected
占有装置の状態 - Unconfigured
条件 - Unknown
スロットの状態が empty または disconnected でない場合は、次のコマンドを入力します。
# cfgadm -c disconnect コントローラ番号:スロット番号
スロットにボードを装着して、コンソールに「名前 board inserted into slot3」のように確認メッセージが表示されることを確認します。
入出力ボードを装着すると、状態と条件は以下のようになります。
受容体の状態 - Disconnected
占有装置の状態 - Unconfigured
条件 - Unknown
個別装置と接続点の状態がこれ以外の場合は、エラーと見なしてください。
ボードに周辺装置用のケーブルとインタフェースモジュールを接続します。
# cfgadm -v -c configure コントローラ番号:スロット番号
このコマンドは、受容体の接続と構成の両方を行います。cfgadm コマンドで確認してください。
接続および構成された接続点の状態と条件は以下のようになります。
受容体の状態 - Connected
占有装置の状態 - Configured
条件 - OK
これで、ボード上にある使用可能な装置がシステムによって認識され、すべての装置は、マウントおよび構成して、使用することができるようになります。
ボードおよびスロットの接続と構成に失敗した場合は (個別装置と接続点の状態が上記のように表示されない場合)、接続と構成を別々に行います。
# cfgadm -v -c connect コントローラ番号:スロット番号
接続点が接続されると、状態と条件は以下のようになります。
受容体の状態 - Connected
占有装置の状態 - Unonfigured
条件 - OK
これで、接続されたボードがシステムによって認識されます。ただし、ボード上の使用可能な装置は認識されません。温度が監視され、条件は、電力供給と冷却状態の影響を受けます。
# cfgadm -v -c configure コントローラ番号:スロット番号
接続点が構成されると、状態と条件は以下のようになります。
受容体の状態 - Connected
占有装置の状態 - Configured
条件 - OK
これで、ボード上にある使用可能なすべての装置がシステムによって認識され、マウントおよび構成して、使用することができるようになります。
次のコマンドを入力して、ボード上のすべての装置を再構成します。
# drvconfig; devlinks; disks; ports; tapes;
コンソールに、装置とそのアドレスの一覧が表示されます。
mount、ifconfig などの適切なコマンドを使用して、ボード上のすべての装置を有効にします。