comb サブコマンドは、選択したデルタを結合または削除して新しい履歴ファイルを構成する Bourne シェルスクリプトを生成します。comb サブコマンドは、ディスク容量を節約したい場合に便利です。
複数のデルタを結合する際には、comb で生成したスクリプトは、ファイルのバージョンログ (コメントを含む) の一部を削除します。
-psid オプションでは、スクリプト実行後の再構成で保存する最も古いデルタを指定します。
-c sid-list
このオプションを使用して、含めるデルタのリストを指定できます。sid-list には、各デルタをコンマで区切ったリストを指定します。2 つの SID をハイフン (-) で区切って、範囲を指定することができます。-p と -c を同時に使用することはできません。-o オプションは、再構成に含めるデルタの個数を最小限にします。
-s オプションは、再構成後の履歴と元の履歴のサイズ (ブロック数) を比較するスクリプトを生成します。比較結果では、再構成後の履歴が元の履歴の何パーセントであるかが表示されます。
comb を使用する際は、元の履歴ファイルを保存してください。comb はディスク容量を節約するためのコマンドですが、節約されない場合もあります。場合によっては、生成された履歴ファイルが元の履歴ファイルよりも大きくなります。
オプションが指定されていない場合は、comb はそれまでの変更を保持するために必要な最小限の祖先を保存します。