トレースバッファーを TNF ファイルにコピーしたら、すべてのプローブを無効にして、バッファーの割り当てを解除することによって、カーネルのトレースをリセットします。リセットすることによって、カーネルのパフォーマンスはトレースを開始する前の状態に戻るため、この操作は重要です。
次のように標準の prex コマンドを使用して、すべてのプローブを無効にし、そのトレースも解除します。
prex> disable $all # すべてのプローブを無効にする prex> untrace $all # すべてのプローブのトレースを解除 prex>
最後に、prex buffer コマンドを使用して、トレースバッファーの割り当てを解除します。
トレースバッファーをトレースファイルにすべてコピーしてから、トレースバッファーの割り当てを解除してください。コピーを行う前にトレースバッファーの割り当てを解除すると、検証用に収集したトレースデータがすべて失われてしまいます。
prex> buffer dealloc # バッファーの割り当てを解除 buffer deallocated prex>
バッファーの割り当てを解除したら、prex を終了して、収集したトレースデータを検証できます。
prex> quit #