Solaris 移行ガイド

アプリケーションパッケージ作成

Solaris 7 環境は現在パッケージという単位でバンドルされています。これらのパッケージには、システムに追加したり、システムから削除したりする必要があるファイルおよび情報のすべてが含まれます。

パッケージは次のようなコンポーネントで構成されます。

アドオンアプリケーションソフトウェアは、フロッピーディスク、テープ、または CD-ROM から Solaris 7 システムにインストールできるようにパッケージ化されていなければなりません。『Application Packaging Developer's Guide』では、パッケージを作成するためのガイドラインを記載しています。

パッケージ作成ユーティリティ

パッケージを作成し、操作するためのユーティリティがいくつか提供されます。 表 16-5 にパッケージの作成に便利なコマンドを示します。

表 16-5 パッケージ作成用コマンド

pkgproto

pkgmk コマンドへ入力するプロトタイプファイルのエントリを生成する

pkgmk

インストール可能なパッケージを生成する 

pkgtrans

パッケージフォーマットを変換する 

表 16-6 にパッケージの追加と削除に便利なコマンドを示します。

表 16-6 パッケージの追加と削除用コマンド

pkgadd

システムにソフトウェアパッケージを追加する 

pkgask

要求スクリプトに対する応答を格納する 

pkgrm

システムからパッケージを削除する 

pkgchk

インストールの結果をチェックする 

表 16-7 にパッケージに関する情報を提供するコマンドを示します。

表 16-7 Cパッケージに関する情報を提供するコマンド

pkginfo

インストール済みパッケージに関するソフトウェアパッケージ情報を表示する 

pkgparam

パッケージパラメータ値を表示する