主要メッセージの手引き

N

/net/variable というファイルまたはディレクトリはありません。

原因

ユーザが、/net/ の後に指定されているシステム上のネットワークパーティションに (たとえば cd などを使用して) ディレクトリを変更しようとしましたが、このホストが存在しないか、または共有 (エクスポート) されたファイルシステムがありません。

対処方法

このシステム上のファイルにアクセスするには、rlogin(1) を実行します。

リモートシステムからファイルシステムをエクスポートするには、そのシステムでスーパーユーザになり、適切なオプションを付けて share(1M) コマンドを実行します。そのシステムが初めてファイルシステムを共有する場合は、/etc/init.d/nfs.server start も実行して NFS サービスを開始します。

NFS mount: /variable マウントされました。

原因

ブート中に、システムが、最初のコロンの後に指定されたディレクトリのマウントに失敗しました。対象となる NFS サーバが停止しているかまたは応答が遅い可能性があります。マウントはバックグラウンドで実行され、NFS サーバへの接続に成功しました。

対処方法

これは、マウント処理が完了したことのみを知らせる情報です。

nfs mount: 指定ポートに結合できませんでした。

原因

このメッセージは、同じ物理サブネット上に構成された複数の Ethernet インタフェースを持つサーバから、クライアントがファイルシステムを NFS マウントしようとすると表示されます。

対処方法

1 つのルータシステム上に複数の Ethernet インタフェースがある場合は、常に、それぞれを異なる物理サブネットワークに接続してください。

nfs mount: マウント: variable: このデバイスは使用中です。

原因

このメッセージは、スーパーユーザがアクティブディレクトリの最上位で NFS マウントしようとすると表示されます。ビジーデバイスは、実際にはプロセスの作業用ディレクトリです。

対処方法

現在、ワークステーション上のどのシェルがマウントポイントの下にあるかを特定し、そのディレクトリから変更します。親がそのマウントポイントの下に残っているのに、(su シェルなどの) サブシェルが別の作業用ディレクトリにある場合があるので注意してください。

nfs umount: variable: は使用中です。

原因

このメッセージは、スーパーユーザがアクティブな NFS ファイルシステムのマウントを解除しようとすると表示されます。ビジーポイントは、プロセスの作業用ディレクトリです。

対処方法

現在、ワークステーション上のどのシェル (またはプロセス) がリモートマウントされたファイルシステムにあるかを判断し、(cd によって) そのディレクトリから変更します。親シェルがその NFS ファイルシステムに残っているのに、(su シェルなどの) サブシェルが別の作業用ディレクトリにある場合があるので注意してください。

NFS のファイルハンドルが無効です。

原因

NFS クライアントが開いたファイルまたはディレクトリが、サーバ上で削除されたかまたは置き換えられました。

対処方法

このファイルを編集していた場合は、代わりに、ローカルファイルシステムに書き込みます。ファイルシステムをマウントし直すか、または古いファイルハンドルを参照するクライアントプロセスをシャットダウンします。このいずれでも解決しない場合は、システムをリブートします。

テクニカルノート

元の v ノードは無効になりました。このエラーを解決する唯一の方法は、NFS サーバとクライアントにファイルハンドルをもう一度ネゴシエーションさせることです。

このエラーのシンボルの名前は、ESTALE、errno=151 です。