Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC 版)

クライアントサーバーモードでの動作

図 4-1 は、このモードの流れを示します。すべては、通常の方法で Solaris Web Start を起動することから始まります (「クライアントサーバーモードでの Solaris Web Start の実行方法」を参照)。

図 4-1 クライアントサーバーモードの流れ

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Solaris Web Start を起動すると、システム識別ツールから、ネットワークに追加するマシンのシステム情報とネットワーク情報を入力するよう求められます。これは、Sun のインストールプロセスにおける標準の作業です。

システム識別情報の入力が完了すると、Solaris Web Start はマシンにグラフィカルサポートがなかった場合に次のメッセージを表示します。


You cannot run Solaris Web Start on this system - it
requires a bitmapped graphics display.

この時点で Solaris Web Start を終了して標準の Solaris Interactive Installation (対話式インストール) プログラムを使用するか、あるいは Solaris Web Start のクライアントサーバーモードでのインストールを継続するかを選択することができます。


You have two options:
---------------------
[1] Continue running Solaris Web Start using a browser window on
    another machine connected over the network. 
[2] Run a standard Solaris interactive installation. 

クライアントサーバーモードでのインストールの継続を選択した場合、Solaris Web Start はパスワードの入力を求めます。この認証パスワードは、通常ユーザーが使用するパスワードとは異なり、Solaris Web Start を使用してネットワーク上でマシンにソフトウェアをインストールするユーザーを制限するためのものです。

次に Solaris Web Start は、別のマシンから Web ブラウザに特別な URL を指示することによって可能となる、ネットワーク上でのインストール方法の説明を表示します。

指示に従って別のマシンの Web ブラウザ上で操作をすると、間もなく Solaris Web Start のグラフィカルユーザーインタフェースが表示されます。

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