Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

x86: ブートプロセス

表 10-4 x86: ブートプロセス
 BIOS フェーズ PC BIOS が、すべてのハードウェアデバイスの BIOS を読み込んで実行する。
  BIOS ブートプログラムが、マスターブートレコード mboot を読み込んで実行する。
 ブートプログラムフェーズmboot が、Solaris パーティションブートプログラム pboot を読み込む。
  pboot が一次ブートプログラム bootblk を読み込む。
  bootblk が、fdisk テーブルを読み込み、デフォルトのブートパーティションを探す。この時点で、「一次ブートサブシステム」メニューが表示される。
  bootblk が、二次ブートプログラム boot.bin または ufsboot を読み込む。ここで ESC キを押すと、「Configuration Assistant (構成用補助)」メニューを表示できる。
  二次ブートプログラム boot.bin または ufsboot が、/etc/bootrc スクリプトを読み込み、このスクリプトがカーネルを読み込む。ここで、Solaris ブートオプションメニューが表示される。
 カーネル初期設定フェーズカーネルが自身を初期設定し、ルート (/) ファイルシステムをマウントするのに必要なモジュールをロードする。
  カーネルが init プロセスを起動する。
init フェーズinit プロセスが、実行制御スクリプトを起動する。