UFS ファイルシステムを作成する前に、ディスクをフォーマットしてスライスに分割しておかなければならない。ディスクのフォーマットとスライスへの分割についての詳細は、第 21 章「ディスク管理の概要」を参照してください。
ファイルシステムを格納するスライスのデバイス名を知っていなければならない。ディスク番号とディスクスライス番号を調べる方法については、第 22 章「ディスク管理の手順」を参照してください。
既存の UFS ファイルシステムを作成し直す場合は、そのマウントを解除する。
スーパーユーザーでなければならない。
ファイルシステムを作成します。
# newfs [-N] [-b size] [-i bytes] /dev/rdsk/device-name |
|
-N |
newfs が mkfs に渡すパラメータを表示する。ファイルシステムは実際に作成されない。newfs コマンドをテストするのに好ましい方法です。 |
|
-b size |
ファイルシステムのブロックサイズを指定する。デフォルトは 8192 バイトです。 |
|
-i bytes |
i ノード当たりのバイト数を指定する。デフォルトは 2048 バイトです。 |
|
device-name |
新しいファイルシステムを作成するディスクデバイス名を指定する。 |
次の手順を実行する前に、スライスに合ったデバイス名を指定したか確認してください。間違ったスライスを指定すると、その内容は新しいファイルシステムの作成時に消去されます。
システムから、確認を促すプロンプトが表示されます。
UFS ファイルシステムが作成されていることを確認するには、fsck(1M) コマンドを使用して新しいファイルシステムをチェックします。
# fsck /dev/rdsk/device-name |
|
device-name |
新しいファイルシステムを格納するディスクデバイス名を指定する。 |
fsck コマンドは、新しいファイルシステムの整合性をチェックして、問題が検出された場合には、問題を修復する前にプロンプトを表示します。fsck についての詳細は、第 31 章「ファイルシステムの整合性チェック」を参照してください。
次の例では、/dev/rdsk/c0t3d0s7 上に UFS ファイルシステムを作成します。
# newfs /dev/rdsk/c0t3d0s7 newfs: construct a new file system /dev/rdsk/c0t3d0s7 (y/n)? y /dev/rdsk/c0t3d0s7: 163944 sectors in 506 cylinders of 9 tracks, 36 sectors 83.9MB in 32 cyl groups (16 c/g, 2.65MB/g, 1216 i/g) super-block backups (for fsck -b #) at: 32, 5264, 10496, 15728, 20960, 26192, 31424, 36656, 41888, 47120, 52352, 57584, 62816, 68048, 73280, 78512, 82976, 88208, 93440, 98672, 103904, 109136, 114368, 119600, 124832, 130064, 135296, 140528, 145760, 150992, 156224, 161456, |
ファイルシステムをマウントし、使用可能にするには、第 28 章「ファイルシステムのマウントとマウント解除の手順」に進みます。