Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

サードパーティパッケージをサーバーおよびクライアントへインストールする

サードパーティパッケージは、SUNW_PKGTYPE パラメータを使用しません。このため、パッケージファイルのインストール場所を判断する簡単な方法はありません。最も確実な方法は、パッケージの pkgmap ファイルを調べることです。この情報に基づいて、表 16-2 のガイドラインに従ってインストールを行うことができます。ただし、パッケージの pkgmap ファイルを調べる手間を省きたい場合は、次の手順に従ってください。これは、サードパーティパッケージをディスクレスクライアントおよび AutoClient システムにインストールするための最も安全な方法です。

  1. サーバーにソフトウェアをインストールします。サーバーがクライアントと共有するすべてが更新されます。(これは、サーバーとクライアントが、同じバージョンの Solaris ソフトウェアを実行し、同じハードウェアプラットフォームで実行されていることを前提としています。たとえば、両方とも x86 システムであるか、両方とも SPARC システムであるなどです。)

  2. ソフトウェアをクライアントにインストールします。使用しているのが pkgadd コマンドか Admintool のいずれであっても、これはクライアントに適したファイルだけをインストールします。pkgadd コマンドまたは Admintool は、サーバーからマウントされたファイルシステムで、すでに存在するソフトウェアはインストールしません。これは、そのソフトウェアが、クライアントによりすでに使用可能になっているためです。