Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

システムがクラッシュした場合の対処方法

最も重要なことは、次のとおりです。

  1. システムのコンソールメッセージを書き取ります。

    システムがクラッシュした場合は、システムをリブートする前に、まずコンソール画面にメッセージが表示されていないか確認してください。このようなメッセージは、クラッシュした原因を解明するのに役立ちます。システムが自動的にリブートして、コンソールメッセージが画面から消えた場合でも、システムエラーログファイルを表示すれば、これらのメッセージをチェックできます。システムエラーログファイルは、/var/adm/messages (または /usr/adm/messages) に自動的に生成されます。システムエラーログファイルを表示する方法の詳細は、「システムメッセージを表示する方法」を参照してください。

    クラッシュが頻繁に発生して、その原因を特定できない場合は、システムのコンソールや /var/adm/messages ファイルから得られるすべての情報を収集して、購入先に問い合わせください。購入先に問い合わせるときに必要な問題解決のための情報の完全なリストについては、「システムクラッシュの問題の解決」を参照してください。

    システムのクラッシュ後にリブートが失敗する場合は、第 32 章「ソフトウェアで発生するさまざまな問題の解決」を参照してください。

  2. 次のように入力してディスクとの同期をとり、リブートします。

    ok sync
    

    システムのクラッシュ後にリブートが失敗する場合は、第 32 章「ソフトウェアで発生するさまざまな問題の解決」を参照してください。

  3. savecore コマンドを実行して、スワップ領域に書き込まれたクラッシュ情報を保存します。

    # savecore
    

クラッシュダンプを自動的に保存する方法については、第 31 章「システムクラッシュ情報の生成と保存」を参照してください。