Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing ユーザーマニュアル

データベースの複製の管理

AP は、すべての定義済みメタディスクおよびメタネットワーク、およびそれらに対応する代替パスと属性に関する情報が入ったデータベースを持っています。Sun Enterprise 10000 サーバー上の各ドメインについて、それぞれデータが 1 セットずつ保持されています。さらに他の Sun Enterprise サーバーでは、マシン全体についてのデータが一式保持されています。それでも、データベースの複製を複数設定しておいてください。この方法によって、所定のデータベースにアクセスできない場合や、データベースが破壊された場合に、AP は現在、破壊されていないデータベースの複製を自動的に使い始めることができます。

データベースの複製それぞれには、最低 300 KB の専用ディスクパーティションを割り当てる必要があります。300 KB よりも大きいパーティションを使用することもできますが、ディスク容量が無駄になります。AP データベースのディスクパーティションを選択するときは、以下のことを念頭に置いてください。

Sun Enterprise 10000 サーバーでは、AP データベースの情報のサブセットが、起動時に使用できるように自動的に SSP 上で保持されます。このデータベースには、起動ディスクのための代替パス設定情報が入っています。