Solaris 7 - 8/99 ご使用にあたって (Intel 版)

JDK (Java Development Kit) に関する注意事項とバグ情報

JDK 1.1.7_07: スワップ領域が十分にない場合、Java アプリケーションでコアダンプが起きる (バグ ID: 4037312)

スワップ領域が十分にない場合、Java アプリケーションでコアダンプが起き、次のバスエラーが表示されます。


not enough space

回避方法 : システムで動作しているほかのアプリケーションを終了するか、スワップ領域を追加してください。スワップ領域の追加方法については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。

JDK 1.1.7_07: トゥルーカラー環境での性能を改善するためカラーマップを調整する (バグ ID: 4102599)

Java アプリケーションでの X 要求が多いと、8 ビットカラー (TrueColor または PseudoColor) 環境でときどき起動が遅くなります。処理速度の遅いマシン上では、より顕著にこの状態が現れます。起動が遅れる主な原因は、初期化時に awt ライブラリにより最適にディザー処理されるカラーマップの計算です。

回避方法 : 初期化時に計算されたカラーマップの大きさを、環境変数 VIRTCUBESIZE を使用して調整してください。4 から 32 までの間の 2 の累乗数を設定してください。デフォルトは 32 です。


setenv VIRTCUBESIZE 8 

JDK 1.2.1_02a: ローカルでないホスト上で下線付きテキストの表示が遅い (バグ ID: 4170221)

仮想マシンを実行しているマシン以外のホストに環境変数 DISPLAY を設定しているとき、ブラウザでの下線付きテキストの表示が、下線が付いていないテキストよりもかなり遅くなります。

回避方法 : リモートディスプレイを使用しないでください。

JDK 1.2.1_02a: テキストのレンダリングのパフォーマンスが JDK 1.1.7 およびそれ以前のリリースよりも低下している (バグ ID: 4210230)

JDK 1.2 では、テキストのレンダリング (描画) が JDK 1.1.7 およびそれ以前のリリースよりも遅くなっています。cg6 および ffb フレームバッファーなど、ダイレクトグラフィックスアクセス (Direct Graphics Access, DGA) をサポートしているプラットフォーム上でも、同様のパフォーマンス低下が起こります。

回避方法 : ソケット書き込みを 64 K バイトよりも小さい値にしてください。