install_mu を使用してサーバーからディスクレスクライアントまたは AutoClient システムへ Solaris 7 MU3 をインストールするには、次の手順に従います。
ディスクレスクライアントまたは AutoClient システムを停止します。
サーバー上で、次のようにクライアントのルートディレクトリを引数として指定して、MU3 のディレクトリにある install_mu スクリプトを実行します。
クライアントのプラットフォームに対応する MU3 イメージのローカルコピーから実行するには、次のように入力します。
# cd local_directory # ./install_mu -R /export/root/client_name |
client_name にはディスクレスクライアントまたは AutoClient のホスト名を指定します。
MU3 CD から実行するには、CD をマウントし、次のように入力します。
# cd /cdrom/s7_maintenance_update_3_platform # ./install_mu -R /export/root/client_name |
platform にはディスクレスクライアントまたは AutoClient システムのアーキテクチャである sparc または x86、client_name にはディスクレスクライアントまたは AutoClient システムのホスト名を指定します。
install_mu スクリプトはファイルシステムごとに必要なディスク容量を算出して、その容量を報告します。容量の計算には数時間かかります。環境によっては、容量の計算に 10 時間以上かかる場合があります。
パッチセット (および、必要であればバックアウトデータ) を適用するのに十分な容量があり、容量の計算を省略したい場合には、install_mu に -f オプションを付けて実行します。
対象となるディスクレスクライアントまたは AutoClient システムごとにこの手順を繰り返します。
Solaris 7 MU3 をサーバーのサービス領域にインストールします。パッチが適用されるサービス領域に対応する MU3 イメージのローカルコピーから実行するには、次のように入力します。
# cd local_directory # ./install_mu -S Solaris_2.7 |
サービス領域をサーバーと共有している場合は、サーバーのルート領域に同じ MU のパッチセットも適用する必要があります。適用しないと、パッチが正しく適用されず、サーバーが不安定になります。
install_mu スクリプトはファイルシステムごとに必要なディスク容量を算出して、その容量を報告します。容量の計算には数時間かかります。環境によっては、容量の計算に 10 時間以上かかる場合があります。
パッチセット (および、必要であればバックアウトデータ) を適用するのに十分な容量があり、容量の計算を省略したい場合には、install_mu に -f オプションを付けて実行します。
次のように入力して、システム上で実行している Solaris のリリースを調べます。
# cat /etc/release |
Solaris プラットフォームのバージョンと日付が表示されます。
Solaris 7 s998_21al2b SPARC Copyright 1998 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved. Assembled 06 October 1998 |
表示された Solaris プラットフォームのバージョンと日付を次の表と比較して、special patch をインストールする必要があるかどうかを決めます。
October 1998 |
January 1999 |
April 1999 |
|
---|---|---|---|
SPARC |
インストールする必要あり |
インストールする必要なし |
インストールする必要なし |
Intel |
インストールする必要あり |
インストールする必要あり |
インストールする必要なし |
special patch をインストールする必要がある場合は、「special patch のインストール」に進んでインストールを完了します。
special patch をインストールする必要がない場合は、手順 6 に進んでインストールを完了します。
ディスクレスクライアントまたは AutoClient システムをブートします。