Solaris 7 オンラインリリース情報

Solaris CDE に関する情報

集中式カレンダのアクセス時に必要なスワップ

ユーザーがリモートの集中化サーバーからカレンダにアクセスするような集中化カレンダサービスを使用する場合、カレンダがスワップ空間で問題なく動作するにはカレンダファイルの 10 倍の容量がカレンダに必要です。

たとえば、ユーザーが同じサーバーからカレンダにアクセスしたい場合で、カレンダファイルの合計サイズが 50M バイトだと、カレンダが問題なく動作するのに 500M バイト必要です。

Solaris をインストールするときに上記の条件を考慮しないと、ユーザーがカレンダにアクセスするときに信頼性が低下する可能性があります。

回避方法: スワップ空間を増やして、カレンダが問題なく動作するようにします。

Motif Window Manager (MWM) は Solaris 2.6 と Solaris 7 のオペレーティング環境ではサポートされない

MWM を現在使用している場合は、Solaris CDE にアップグレードしてください。Solaris CDE は高度な機能を提供し、移行は難しくありません。MWM から完全な Solaris CDE に アップグレードできない場合、次の情報を参照してください。

Solaris 2.5 ソフトウェア開発者キットに含まれる Motif 開発キットを使用してアプリケーションを開発した場合、Solaris CDE に含まれるウィンドウマネージャ dtwm を使用できます。ウィンドウマネージャは MWM と同じように使用できます。また、ウィンドウマネージャは MWM 用のリソースファイルをサポートします。

次の設定により、dtwm フロントパネルを無効にできます。


Dtwm*useFrontPanel:      False

このリソースは .Xdefaults に設定できます。または、/usr/dt/app-defaults/C/Dtwm ファイルの既存のリソースを True から False に変更できます。

dtwm-name オプションにより、既存の mwm リソースのほとんどを使用できます。-name オプションについては dtwm のマニュアルページを参照してください。

MWM カスタマは $HOME/.mwmrc ファイルに依存する場合と、依存しない場合があります。dtwm$HOME/.mwmrc ファイルを読み取るように設定できる dtwm リソース config ファイルがありますが、リソースについては dtwm のマニュアルページで説明しています。

dtwmmwm のルートメニューは異なります。dtwm ルートメニューはすべて構成可能です。ルートメニューでは任意の変更が可能です。詳細は、dtwmdtwmrc のマニュアルページを参照してください。

Solaris CDE メールプログラムがメールボックスを開く場合、さらに空きメモリーが必要になる

Solaris CDE メールプログラムがメールボックスを開く場合、メールボックスの 2 倍の空きメモリーが必要です。たとえば、150M バイトのメールボックスがあると、メールボックスを開くのに最低 300M バイトの空きメモリーが必要です。

回避方法: スワップ空間を増やして、メールボックスを開きます。