システムの LC_TIME 環境変数が LC_MESSAGES 環境変数に設定されているものとは異なるロケールに設定されている場合、日付プロンプトは、Solaris CDE メールプログラムが期待するものとは異なる書式で表示されます。
回避方法: 不在通信メールを開始する前に、システムの LC_MESSAGES 環境変数と LC_TIME 環境変数が同じロケールに設定されていることを確認してください。
1、2、3、4 のようなヘブライ語およびアラビア語の文字や数字を含むテキストのコピーとペーストを行うと、それらの機能が正しく動作しません。
ヘブライ語またはアラビア語のロケールで dtmail を使用する場合、このどちらかの言語の名前を持つアタッチメントは、dtmail アタッチメントでその名前が左右逆方向に表示されます。
ヘブライ語またはアラビア語のロケールで dtcm を使用する場合、前面の「カレンダマネージャ」アイコン内の「月」の名前が左右逆方向に表示されます。
メッセージ本文に印刷不可能文字が含まれていると、dtmail が電子メールのメッセージ本文を切り捨てることがあります。
次の警告メッセージが表示されます。
「メッセージには、現在のロケールでは文字として不正なバイナリコードが含まれて います。このため、メッセージの一部が表示されない場合があります。このメッセージ が出力されているのと同じロケールで CDE を実行している場合は、メッセージ全体が 表示されます。」 |
電子メールのメッセージがあるロケールで作成され、その後別のロケールに送信される場合、電子メールの一部が切り詰められる場合があります。これは、メール内に受信側のロケールでは文字として無効なバイナリコードが含まれるためです。
このバグは、次のような場合に発生します。
電子メールが ko ロケールで作成され、ko_UTF.8 ロケールに送信される
電子メールが zh ロケールで作成され、zh.GBK ロケールに送信される
回避方法: 次の手順を実行します。
Solaris CDE を終了します。
メールが作成されたロケールで Solaris CDE にログインします。
または
dtmail を終了して環境変数 LANG を正しいロケールに設定し、その後 dtmail を再起動します。
同じデータがアタッチメントとして送信される場合には、表示上の切り捨ては発生しません。
dtmail を Solaris CDE でアラビア語ロケールを使用して開くと、アラビア語の日時の形状が正しく表示されず、その配置も正しく行われません。また、新しいメッセージダイアログにアラビア文字を挿入すると、アラビア文字の行に変わり、形状、配置ともに正しく表示されません。
ログイン画面で ar (アラビア語ロケール) を選択すると、dtlogin が非常に大きなフォントで表示されます。サインオン後のデフォルトフォントも、同様に大きくなります。
このバグは、Solaris 2.5.1 オペレーティングシステムでコンパイルされ、同時に XmText ウィジェットをサブクラス化するカスタム Motif ウィジェットが含まれる Motif プログラムにだけ影響を与えます。このようなプログラムは、Solaris 2.6 または Solaris 7 オペレーティングシステムで実行すると、コアダンプを起こす場合があります。
回避方法: Solaris 2.6、または Solaris 7 オペレーティングシステムでプログラムを再コンパイルします。
Solaris CDE で dtcm を選択すると、アラビア語のカレンダマネージャではどの予約も表示されません
回避方法: 次の手順を実行します。
dtlogin 画面で、ar (アラビア語ロケール) を選択します。
dtcm を起動し、アポイントエディタを開きます。
アラビア語テキストを含む新しい予約を追加します。
アポイントエディタを閉じます。
これで、新しい予約がカレンダマネージャに表示されます。