admintool のソフトウェア機能で、媒体に「CD (ボリューム管理あり)」を選択して「了解」ボタンを押しても、CD パスが正しくないためにソフトウェア情報を認識できません。
回避方法: 「CD のパス」のテキストフィールド上で /cdrom/cdrom0/s0 を /cdrom/cdrom0/s2 に変更して、再び「了解」ボタンを押してください。
ベース (親) パッケージとそれに依存する日本語 (子) パッケージがソフトウェアリストに表示されます。依存関係のある日本語パッケージは、次のように末尾に (<ロケール名> localization) と表示されます。
末尾の表示 | パッケージの種類 |
---|---|
(ja localization) | ja ロケール固有パッケージ |
(ja_JP.PCK localization) | ja_JP.PCK ロケール固有パッケージ |
(ja_JP.UTF-8 localization) | ja_JP.UTF-8 ロケール固有パッケージ |
(ja,ja_JP.PCK,ja_JP.UTF-8 localization) | 日本語ロケール共有パッケージ |
ベース (親) パッケージを選択しても、依存関係のある日本語パッケージが自動的に選択されるわけではありません。システムのロケールに合った適切な依存関係にある日本語パッケージを選択する必要があります。依存関係にあるパッケージについては『Solaris 7 オンラインリリース情報』の package ファイルを参照してください。
たとえば、ja ロケールだけがインストールされているシステムに "CDE HELP VOLUMES" を追加する場合は、それに対応する次の日本語パッケージも選択する必要があります。
CDE HELP VOLUMES (ja localization)
CDE HELP VOLUMES (ja,ja_JP.PCK,ja_JP.UTF-8 localization)
admintool 上では日本語のホームディレクトリ名は登録できません。
回避方法: useradd(1M) コマンドを使用してください。
admintool を使って Solaris ソフトウェアパッケージを追加する場合、「ソース媒体の設定...」の「ハードディスク」では、Solaris イメージのトップディレクトリ (Solaris_7/ があるディレクトリ) を指定してください。それ以外のディレクトリを指定すると admintool が落ちる場合があります。
admintool を使ってソフトウェアパッケージの追加・削除を行う場合、ログの表示と入力を促すためにコマンドツールが起動されますが、ja_JP.PCK および ja_JP.UTF-8 ロケールでは日本語のメッセージが表示されません。
回避方法: この状態でもパッケージの追加・削除は可能ですが、表示されるメッセージを見るためには、ja または C ロケールで Solaris CDE 環境にログインし直して、admintool を起動してください。
admintool を使ってソフトウェアパッケージの削除を行なった場合、削除が成功したにもかかわらず、admintool 上のソフトウェアパッケージのリストが直ちに更新されません。
回避方法: admintool を起動し直してください。