Solaris ネーミングの設定と構成

resolv.conf ファイルの作成

例 12-1 に、doc.com ドメインのクライアント (非サーバー) マシン用の簡単な resolv.conf ファイルの例を示します。


例 12-1 resolv.conf ファイル


; Sample resolv.conf file for the machine polaris
domain doc.com
; try local name server
nameserver 127.0.0.1
; if local name server down, try these servers
nameserver 123.45.6.1
nameserver 111.22.3.5
; sort the addresses returned by gethostbyname(3c)
sortlist
130.155.160.0/255.255.240.0
130.155.0.0

このファイルの最初の行では、ドメイン名を次の書式で指定します。


domain domainname

ここで、domainname は インターネット管理組織(このドキュメントの執筆時点では InterNIC。日本では JPNIC) に登録されている名前です。


注 -

ドメイン名の末尾にスペースまたはタブを使うことはできません。ドメイン名の最後の文字を入力したら、必ずキャリッジリターンで強制改行してください。


2 行目では、ループバックネームサーバーを次の書式で指定します。


nameserver 127.0.0.1

それ以降の行では、主 DNS ネームサーバー、副 DNS ネームサーバー、またはキャッシュオンリーネームサーバー の IP アドレスを最大 3 つまで指定します。4 つ以上指定することはできません。各行の書式は次のとおりです。


nameserver IP_address

ここで、IP_address の部分には、実際に主 DNS ネームサーバーまたは副 DNS ネームサーバーの IP アドレスを指定します。リゾルバは、必要な情報が見付かるまで、ここに指定されている順番どおりにネームサーバーを探していきます。

/etc/resolv.conf ファイルの 5 行目は、アドレス sortlist を次の書式で表示します。:


sortlist
addresslist

addresslist は、gethostbyname(3c) によって戻されるアドレスのソートの順番を指定します。上記の列では、gethostbyname は、IP アドレス 130.155.0.0 より先に 1 組のネットマスク 130.155.160.0/255.255.240.0 を戻します。