Solaris 7 ユーザーズガイド (追補)

コンジットの設定

「コンジット (Conduits)」タブには、PDA Sync アプリケーションで利用できる全コンジットのリストが含まれています。コンジットは追加したり、削除したりすることができるため、このリストの内容は変化します。アクティブなコンジットには、チェックマークが付きます。次の図に示すように、同期では、アクティブなコンジットのみがすべて実行されます。

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スクロールリストの下方にあるボタンは、リスト内の選択されているコンジットに対して行うことができるアクションを表します (「新しいコンジットをリストに追加」ボタン (「+」) は除く)。ポインタをボタンの上に置くと、そのボタンの近くに小さなボタンタグが現れ、ボタンの簡単な説明が表示されます。このツールバーには、次のボタンがあります。

カレンダコンジットの使用方法

カレンダの「カレンダコンジットを構成」ウィンドウでは、カレンダアプリケーション間の予定の同期方法を指定することができます。次の図を参照してください。

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このウィンドウでは、次の設定を行うことができます。

メモ帳コンジットの使用方法

「メモ帳コンジットを構成 (Configure Memo Synchronization Conduit)」ウィンドウでは、デスクトップと PDA 間でテキストファイルの同期を行うことができます (次の図を参照)。

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memos ディレクトリには、たとえば仕事用と個人用というようにメモの種類別にディレクトリを作成できます。同期させた場合、作成したディレクトリは PDA 側ではカテゴリになります。逆に、PDA 側で新しいカテゴリを作成すると、同期させた場合に、ワークステーション上ではファイルシステムのメモフォルダ内のディレクトリになります。

アドレス帳コンジットの使用方法

「アドレス帳コンジットを構成」ダイアログでは、アドレスアプリケーション間の項目の同期方法を指定できます。

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このウィンドウでは、次の設定を行うことができます。

システムコンジットの使用方法

「システムコンジットを構成 (Configure System Conduit)」ウィンドウでは、あらゆるシステム情報、グラフィティのショートカット、および他のアプリケーションに関連付けられていないすべての .pdbs.prcs のバックアップを設定します。デフォルトでは、PDA によってデスクトップが上書きされます。次の図を参照してください。


注 -

「デスクトップが PDA に上書き (Desktop overwrites PDA)」は、PDA 側のすべての情報が壊れたか、失われた場合にだけ選択してください。


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メールコンジットの使用方法

「メールコンジットを構成 (Configure Mail Synchronization Conduit)」ウィンドウは、PDA に INBOX の位置を知らせます。次の図を参照してください。

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このウィンドウでは、次の設定を行うことができます。

メールの同期に関する他のすべての設定は、PDA 側で行います。同期させると、PDA は自動的に次のことを行います。

PDA 側のメール同期オプションでは、PDA に次の指示を出すことができます。

インストーラコンジットの使用方法

「Installer コンジットを構成 (Configure Installer Conduit)」ウィンドウでは、PDA にインストールするファイル (アプリケーションまたはデータベース) を指定することができます。

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このウィンドウでは、次の設定を行うことができます。

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デフォルトのインストールディレクトリは、$HOME/PDASync/PalmPilot/install です。

コンジットの追加

「コンジットを追加」ウィンドウから、PDA Sync に新しいコンジットを追加できます。追加するコンジットは、プルダウンメニューに表示される次の 3 つのカテゴリから選択します。

動作記録の表示

PDA Sync アプリケーションの 3 番目のタブ、「ログ」は、同期ごとの動作記録を表示します。この領域は、縦と横方向にスクロールする読み取り専用のテキストフィールドで構成され、同期またはインストールのログがリアルタイムに表示されます。

デフォルトでは、ログの冒頭部分は、データウィンドウに上書きされます。ログファイルにはデータを追加していくことができるため (チェックマークの入ったボタンで開く「ログの属性」ダイアログを参照)、最近のログの冒頭部分がファイルの末尾の部分であることがあります。このことは、ログを表示したとき、スクロールバーがウィンドウの最下部に位置することがあり、その場合は、上方向にスクロールすると、以前のログが表示されることを意味します。

デフォルトでは、同期が行われた日付はログの最上部と最下部に表示されます。タイムスタンプ情報は、必要に応じて追加されます。また、「ログの属性」ダイアログのオプションを使用して、ログに完全なデバッグ情報を表示するように設定することもできます。

ログはテキストファイル形式でディスクに保存されます。ログファイルは印刷することもできます。

表示するよう指定していなくてもログが表示される唯一のケースは、同期中に問題が発生した場合です。障害が発生した場合は、ビープ音が鳴り、ログに問題が発生した場所が表示されるとともに、同期が中止されます。この場合に表示される情報量は、適切と判断される範囲です。問題解決のために、「ログの属性」ダイアログからデバッグ情報を有効にすることもできます。問題が発生した場合は、「同期処理の属性」ダイアログの「同期処理後アプリケーションウィンドウをアイコン化する (Iconify application window after synchronization)」の設定に関係なく、PDA Sync が自動的にアイコン表示になることはありません。